「太ももだけがかなり太くなるのはなぜ?」
「太もも痩せに効果的なダイエット法はある?」
「上半身に比べて下半身(お腹から太もも)がなかなか細くなりません。」
このように、太さを気にしている女性も多いのではないですか?
モデルのような細くてスラッとした長い脚は女性の憧れですよね。暖かい季節になると肌の露出も増えてきます。パンツやスカートを履いた時に太ももが細いだけで、ファッションが様になりますよね。
太もも計算式というのがあります。身長(cm)×0.3=太ももの理想的な太さです。たとえば身長が160cmの女性の場合、48cmならOKということです。太いと言うなら太もも痩せの対策をしていきましょう。
太ももを痩せるには、まず自身の太ももが太い原因を知ることが大事になってきます。下半身が太りやすい原因として、注意すべき点が2つあります。それはむくみと脂肪です。
足がむくんでいる
太ももがむくみやすい人は、太く見えてしまいます。体内にある余分な水分が原因です。通常余分な水分は汗や尿で体外に排出されます。代謝が低い人は重力の影響で下半身の血液を心臓に送る力が弱いと、下半身にむくみが出やすいです。
これは女性は男性よりも筋肉がついていないからです。なぜむくみが朝より夕方に強く出るのかというと、立ったままの状態が長時間続くことで血液が下の方に溜まりやすくなるためです。
足のむくみを自覚している人は脚やせマッサージや弾性ストッキング、カリウムを摂取すると良いです。アボカド、バナナなどのフルーツで取れますが、特におすすなのはバナナです。1本あたり100kcalと高カロリーではないし、食物繊維も豊富なので美容にも効果的です。
脂肪がついている
脂肪がついている人は体脂肪を落とすしかありません。適切に食事を取り適度な運動を行いましょう。ここで気をつけたいのは無理な食事制限をしないことです。体調を崩す恐れがあります。
基礎代謝が下がるばかりでなく太りやすくなってしまいますので、正しい食生活と適度な運動で体脂肪を落としていきましょう。
今までの脂肪をつけてきた太るような食習慣を見直すことが重要です。この際お菓子やジュース、菓子パンは禁止しましょう。食べ過ぎの自覚があれば普段の食習慣も1~2割量を減らしてみると良いです。
体脂肪が落ちる食事のポイントとしては、GI値の低いものを選ぶことです。これは食事をした時の血糖値の上がりやすさを数値で表したものです。
食生活としては野菜を始めに食べ、肉や魚は何を食べてもいいですが、時間をかけてよく噛んで食べるといいです。その上でウォーキングを行うと効果的です。
ウォーキングダイエットの正しいやり方
ウォーキングはただ歩けばいいということではありません。より効率よく体内に取り組み脂肪を燃焼させるには、歩き方がとても重要です。正しいウォーキングダイエットの手順としては以下の通りです。
① 背筋を伸ばし胸を少し張り、視線はやや前方を見ます。猫背で視線が足元を見ていては、せっかくのダイエットも効果が期待できません。
② 着地はかかとから行い、踏み出す際は親指に力を入れて地面を蹴ります。
③ 歩き方をマスターしたら、最後は歩くスピードです。景色を眺めながら友人と花を咲かせて歩くのでは散歩になります。ダイエット効果がある適正なスピードは早歩きです。
友人と一緒にウォーキングを行う場合、話しながら少し息が上がる程度が良いです。脂肪燃焼効果が現れるのは20分以上歩くのが目安です。最初は20分を目標にして歩きはじめ、徐々に時間を増やしていくのも良いでしょう。
太もも痩せに効果を発揮するエクササイズ(ストレッチ、ヨガ、ピラティス)を厳選しました。まずはストレッチから始め、好きなエクササイズを行ってみて下さい。
太もも全体のストレッチ法
まず仰向けになります。
→片足を天井方向へまっすぐに伸ばします。
→伸ばした足(太ももの裏側)を両手で支えます。
→地面から離さないようにしながら、もう片方の足の膝を曲げます。その状態のまま、腰を浮かせます。この動作を繰り返して下さい。
太ももを細くする エクササイズ
①壁に手をついて立つ
足を揃えてまっすぐに立ちます。片手を壁につくか、椅子の背もたれに付くかします。
②太ももを上げる
片足を曲げながら、ゆっくり太ももを上げていきます。この時太ももの根本から上げるイメージで高く上げるようにします。太ももの裏側が伸びているのを感じて下さい。
③太ももを後ろへ
その足をもとに戻して今度は後ろに持っていきます。つま先を手で掴ん10秒キープします。太ももの前側が伸びているのを感じて下さい。1日1~3セット、左右の足でやります。
椅子を使った太もも痩せエクササイズ
①背筋をしっかりと伸ばしてイスに座ります。続いて両足をまっすぐに伸ばし、かかとを床から10cm~15cmほど浮かせてください。
②かかとを浮かせたまま、膝から下をクロスさせます。クロスした状態で下側の足は上方向に力を入れ、上側の足は逆に下方向へ力を入れるようにします。
③両足で押し合うような感じで10秒ほど続け、終わったら上下の足を入れ替えます。
この太もも痩せエクササイズは、特に太ももの前側の筋肉を引き締める効果があり、同時に腹筋にもほどよく力が入ります。
太ももを細くするヨガ
① 足を前後に大きく開いて立ち、右の膝を90度に曲げます。このときに右足の太ももと床が平行になるように立つのがポイントです。
② おへそを前に向け、上半身は真っ直ぐになるようにします。
③ 両手前方からまっすぐ上に上げ、手のひらを合わせます。
このポーズを左右で1セットとし、気持ちいいと感じる長さ、回数で行うようにしましょう。
太ももを細くするピラティス
①まず頭の後ろで両手を組み、仰向けに横になります。
②両方の足の爪先部分に力を入れ、「グー」を作ります。
③お腹の当たりに視線をやり胸でゆっくりと息を吸いながら、ゆっくりと足をお腹の方に曲げていきます。
身体と太もも、そして太ももと膝から下が直角になる位置でしばらく止まります。
④次に息をゆっくり吐きながら膝を伸ばしていき、しばらく止まります。足の筋肉が締まるのを意識しながら、足の曲げ伸ばしを無理のない範囲で続けてみて下さい。
始めのうちは少ない回数からはじめ、慣れてきたら少しずつ回数を増やすと良いです。止める時間を長くしてみると、さらに効果的です。