40代が我慢しないで憧れの美ボディを手に入れる方法はあるのでしょうか?
ダイエットを成功させるカギは、努力している感を減らすことにあります。つらい、我慢しているという感覚が強くなると、ある日突然ストレスが爆発して「もうイヤだ、全部やめた!」と全てを放棄したくなります。
多くの人がダイエットに失敗する理由
ダイエットを決意すると、多くの人は極端に食事量を減らしたり、17時以降は食べないといったルールを設けたりします。さらにランニングを始めるなど、続けられるはずもないことを突然始めたりするのです。
ところが、食事制限と夕方のランニングを頑張って少しずつ落ちてきたのに、ある日誘われた飲み会で、あっさりダイエットを諦めてしまうことも。
こんなことを人生で何度も繰り返している人は多いはずです。心と体に負担がかかることを無理して続けると、そのあとに待ち構えているのは、恐怖のリバウンドです。
ダイエットを成功させるには、現状の生活をなるべく変えないまま理想の体へと導き、その体を無理なくキープしていく事です。
ダイエットにはある程度の我慢は必要かもしれません。それがとんでもないストレスになるのであれば、もう少し我慢レベルを下げたところから始めることが大切です。
この我慢の感覚は人によって違います。1食抜くことを苦に思わない人もいるし、間食さえやめられないという人もいるでしょう。
また今、どれぐらいの危機感を持って痩せたいと思っているかも人それぞれです。リバウンドを引き起こさないために、賢いダイエットをしましょう。
我慢せずに憧れの美ボディを手に入れる方法
今よりもう少しスリムになれば、自分に自信が持てるのに…。そんな女性たちの切なる願望を叶えようと次々と新しいダイエット法が生まれます。
それらを試して一時的にスリムになったとしても、栄養が不足して肌がボロボロになったり、筋肉量や基礎代謝が低下してリバウンドしてしまったり。
一体どうすれば痩せられるの?と悩んでいる方も多いと思います。美しくスリムになるには、正しいダイエット法を選ぶ目が必要です。私が実感したのは、継続できるダイエットでないと意味が無いということでした。
ダイエットに必要な要素は3つあります。
- 我慢が少なくて済むマイルールを決める
- 極端なものでなく体質を改善して健康を保つ
- 短期的ではなく長期的に続けられる
これらの要素をクリアして、無理なく続けられるダイエットをすることが大事です。痩せることができない根本の原因は、何度も言うように、食べ過ぎによるものです。
ダイエットの成功は、摂取カロリーと消費カロリーのバランスで決まります。大事なことは、何を食べすぎているかを理解することです。
私たちは炭水化物、タンパク質、脂質というカロリーを持つ三大栄養素を摂取しています。太っている人の多くは、砂糖をはじめ、パン、麺類といった炭水化物をとりすぎています。
糖質は脳や筋肉を働かせるのに欠かせないエネルギー源です。しかし、必要以上に摂りすぎた場合、余分なものは体外へ出ていかずに全て吸収され、体脂肪として蓄えられてしまいます。
糖質を摂り過ぎはなぜ肥満につながるのか?
糖質をとると、糖は肝臓に入ったあと血液に血糖として放出されます。
すると血液中の糖の濃度である、血糖値が上がります。それを正常値まで下げようとする、「インスリン」というホルモンが分泌されます。
インスリンは血糖値のコントロールに欠かせないものですが、ダイエットにおいては、これを上手くコントロールすることが非常に重要です。
インスリンは下げた血糖を体内に入り込むだけでなく、分泌中に体脂肪の分解を抑制してしまうからです。こうなると、痩せるために必要なホルモンも作用できなくなります。
そのためダイエットにおいてインスリンは、肥満ホルモンとも呼ばれているのです。
ダイエットに必要なのは、余分なエネルギーの摂取を減らすことです。つまり、糖質はエネルギーそのものなので、上手くコントロールしなければなりません。
糖質依存症
糖質依存症という言葉を聞いたことがありますか? 痩せることができない、お菓子がやめられないという多くの人は、ほぼ糖質依存症に当てはまっています。
例えば朝食で飲んだ砂糖入りのコーヒー、職場でもらったお菓子、昼食で食べたパスタ、食後のフルーツなど、私達の周りには糖質主体の食べ物で溢れています。
それを取り続けていれば、知らず知らずのうちに、糖質依存症に陥ることは間違いありません。
甘いものを食べると、なんとも言えない幸福感がありますよね。糖質を摂って血糖値がぐんと上がると、脳内では神経系伝達物質であるドーパミンがたくさん分泌され、人は快楽を覚えます。
その快楽は脳に記憶されるため、甘いものがまた欲しくなるを繰り返し、気づけば糖質依存症になっているのです。このように、糖質には高い中毒性があります。
日本人の場合、全人口の5人に1人は糖尿病、3人に1人は糖尿病予備軍であると言われています。
しかも日本人は、世界的に見ても糖尿病になりやすい人種であると言われています。肥満でない人でも、糖尿病になる率が高いのです。
糖質は、砂糖や甘いお菓子をはじめ、米やパン、小麦、イモ類など、でんぷん質の高い炭水化物(ブドウ糖)、そして果物(果糖)に含まれています。
砂糖をそのままとっても、炭水化物や果物で摂っても血糖値はぐんぐん上がり、肥満ホルモンであるインスリンが分泌されて痩せにくい体になってしまいます。
糖質を含む食べ物は世の中にたくさんありますが、最も避けるべきなのは、上白糖など精製度が高い砂糖です。
もうひとつは、飲料水や調味料の原材料名でよく見られる果糖ブドウ糖液糖です。スッキリした甘い味を出すために、ブドウ糖と果糖を混合させたものです。
低コストで作れる甘味料なので、市販の清涼飲料水や加工食品などに使われています。通常の糖質よりも吸収しやすくて、血糖値も上げやすい糖質です。
それらの糖質を全て断つというのではなく、摂り過ぎが良くないので、適量であれば問題はありません。