夏も間近となり、冬の厚着の下に隠れていた脂肪が気になる人も多いのではないでしょうか?夏は薄着になるので、どうしてもボディラインがあらわになってしまいます。
そこで、簡単なストレッチをやってみましょう。基礎代謝力を高めてくれるうえ、不快な症状を一挙に解消してくれます。
ストレッチのダイエット効果
ストレッチのことを本格的なスポーツを行う前の準備運動だと思っている人が多いかもしれません。しかしストレッチは筋肉を伸ばす運動であり、体にとっては十分な刺激です。筋肉を伸ばすと体のコリがとれ、固くなっていた筋肉も柔らかくなります。
血行が良くなり酵素の取り込み量が増えることで、代謝アップが期待されます。エネルギーの消費量が上がる、つまり、痩せやすい体になるということです。
体脂肪は基礎代謝によって睡眠中も燃えています。この体脂肪は酸素を使って燃えているので、睡眠中に血液の流れが悪いと酸素が体中に行き渡りません。そこで、就寝前は血液の循環を良くしておく必要があります。
また深い眠りについている時に分泌される成長ホルモンが、食事で摂ったたんぱく質が筋肉になるのを助け、脂肪がたまるのを防ぎます。
ということは、睡眠中が最も体脂肪が燃える時間帯と考えられます。そのためにも就寝前に血液循環を良くしておけなければなりません。
太らない体と老けない体を作るストレッチ
寝る前のストレッチは、太らない体と老けない体を作る1日の習慣の締めくくりです。ストレッチは2種あり、上半身をメインに伸ばすものと、下半身をメインに伸ばすものです。入浴後か就寝前にやるのがベストですが、日中でも少し疲れたと思った時に行うと効果があります。
ストレッチの習慣を持てるようになったら、自宅でリラックスしている時などに首筋、背筋、あるいは下肢や腕を伸ばしてみましょう。時にはいろいろなストレッチを混ぜて30分ほど行ってみてください。
ストレッチにはリラクゼーションの効果があり、自己流でも全身の筋肉を順番に伸ばしていくと気分が安定します。女性の魅力を高めるホルモンの分泌がよくなったり、全身の血行を促進し、体を温めるので冷え性やむくみ、肩こりの解消にも役立ちます。
体をぽかぽかにする上半身ストレッチ(1日1回セット)
- 足を肩幅くらいに開いて立ち、両手の甲を外側に向けて後ろで組みます。
- 胸を張るようにして両肩を後ろに引き、肘をピンと伸ばした状態で、息を吐きながら組んだ両手を上げます。
- 胸と肩が気持ちよく伸びたらゆっくりと両手を下ろします。
上げるときは息を吐きながら、痛くならないようにゆっくりと行いましょう。
体をぽかぽかにする下半身ストレッチ(1日1回を8セット)
- 足を肩幅くらいに開いて立ち、両手をへそのあたりで組み、両ひじをピンと張ります。
- そのままの姿勢で、両肩と両足のかかとを同時に上げ下げします。ふくらはぎに心地いい刺激を感じてみてください。これを8~10回繰り返します。
固い筋肉がほぐれると、関節や骨格が正しい配列になり、見た目にすっきりと美しい印象になるのはもちろんですが、立つ・歩く・座るときにもしっかりと筋肉にスイッチが入ります。
ストレッチは筋肉を伸ばすことで全身の緊張をゆるめる効果があり、この効果が筋トレとの大きな違いといえます。
ストレッチは筋肉を柔らかくするため、ダイエット後もやわらかいボディが手に入ります。また筋肉が柔らかい人は関節の動きも大きくなります。関節を大きくしっかり動かせる人は、歩いたり階段を上がったり日常の動きが大きくなり、使える筋肉量も多くなります。
まとめ:
結果的によりたくさんのエネルギーを使えるようになり、1日の消費カロリーに差が出てきます。ストレッチは運動が苦手な方でも続けやすいので、ぜひ今日から試してみてください!