あなたは「白湯健康法」を実践したことがありますか?冷ました湯を飲むだけで痩せ体質になれると噂の白湯ダイエットは、体の巡りがどんどん良くなり、毒素排出効果もあるといいます。
白湯(さゆ)とは辞書の定義によると、沸かしただけで何も入れないお湯のことです。このただ沸かしたお湯を飲むだけで体調を整えられる「白湯健康法」が、この数年静かなブームになっています。
白湯ダイエットで痩せる理由と実践方法をご紹介します。
白湯ダイエットとは、白湯を飲むだけで痩せやすい体質に導く方法です。用意するのは白湯だけという手軽さも嬉しい白湯ダイエットですが、痩せる理由はこの3つにあります。
脂肪が燃焼しやすくなる
白湯を飲むだけで胃腸などの内臓機能を温めることができるので、飲んだ直後から全身の血のめぐりが良くなります。内臓温度が1度上がると基礎代謝も約10~12%上がるので、脂肪燃焼効率が良い=痩せやすい体になるわけです。
老廃物を排出
白湯を飲んで内臓機能が温められることで内臓が活発に働くようになり、消化作用を促進します。その結果、体内の老廃物を体の外に押し出す力がパワーアップ!
老廃物が一掃されれば肝臓や腎臓などの機能がさらに活発になるので、体内の浄化にも役立ちます。
余分な水分を排出
白湯を飲むと血液やリンパの流れが良くなり、体内で滞っていた余分な水分を尿として排出してくれます。その結果、尿量の増加とともに体重も減少し、便秘やむくみ解消にも効果が期待できます。
ダイエット効果を高める正しい白湯の作り方
白湯を飲むという習慣のルーツは、インドの伝統医学・アユールヴェーダにあるといわれています。白湯の正しい作り方をしっかりマスターしておきましょう。
1.やかんに火をかける
白湯の作り方ですが、ただ沸かしただけではだめなようです。水道水をレンジやポットではなく、やかんで10分沸かすのが一般的です。
アユールヴェーダでは、火のエネルギーは人間が生きていく上で欠かせないものの一つとして考えられているので、ガスの火を使います。やかんに水を入れて火にかけましょう。
2.沸騰したら火を止めずに10分待つ
しばらく沸騰を続けることで「風のエネルギー」を取り込むという意味があり、お湯が胃腸の汚れをキレイに押し流してくれると考えられています。沸騰したら、しばらくやかんの蓋を開けた状態で火を止めずに10分待ちます。
この時、吹きこぼれない程度で水を入れておくようにし、蒸発により水の量が減ることを覚えておきます。
3.カップにお湯を注ぐ
火を止めてカップにお湯を注ぎ、50℃前後に下がるまで待ちます。水で薄めるのはエネルギーのバランスが崩れるのでおすすめしません。朝、1日の白湯800ml前後を作り、残りはポットに入れておきます。
白湯ダイエットを成功させる飲み方
白湯ダイエットは1日かけて800ml位を目安に少しずつゆっくり飲むのが効果的です。
50℃に冷ました150mlの白湯を体に負担をかけないために、少しずつすするように飲むのが基本です。水分補給だけでなく、起きぬけの体を温める効果や便通を促す効果、血液サラサラにする効果があります。
白湯ダイエットは目覚めの1杯からスタート
特に朝起きて一番の白湯は、なるべくゆっくり15分程度かけて飲むようにしましょう。朝は胃腸が冷えている時なので、消化力を高めるために白湯を飲んで温めます。
朝食は白湯を飲んでから30分ぐらい経ってからが良いでしょう。これは身体を温め消化力を上げるためです。こうすることで、胃腸の消化機能も活発になり、食べ物をきちんと消化できるようになります。
白湯は3度の食事中に各1杯ずつ、ゆっくり少しずつ飲むのが効果的です。最初は白湯がまずいと感じることがありますが、体の老廃物が一掃されると白湯が甘いと感じられるようになります。
トータルで1日5杯~6杯程度が標準で、これより多いと白湯健康法としては飲み過ぎということになります。
白湯ダイエットの注意点
白湯は体への水分吸収率が良いので、飲みすぎるとむくんだり、体に必要な栄養素まで流されてしまうこともあります。そのため飲む量は1日に800mlが目安です。また一気に飲むと胃液が薄まり、消化の妨げになってしまうので注意します。
またお湯を冷まし過ぎると、体内の毒素を洗い流す効果が半減してしまうため、ひと肌より熱めの50度前後で飲むようにしましょう。これらの効果から考えると白湯ダイエットは、冷え症や便秘気味の人、胃腸の弱い人、生活習慣病を予防したい人向けの健康法です。
白湯を使った健康法はいかがでしたか? 冷え症や便秘で悩んでいる女性が多く、私も長年の悩みの種でもあります。簡単にできる白湯を毎日飲んで、痩せやすい体質と健康的な体を目指しましょう!