季節はもうすっかり春になり、温かい日中は薄着になる日も増えてきました。しかし、上着を脱ぐと気になってしまうのが、冬の間は洋服の下に隠れていた二の腕や、一回り大きくなったお尻、ちょっとたるんでしまったお腹など…。
「ダイエットをしなければ!」と決意して運動を始めてみると、ある程度はお肉が落ちて、体重も減ります。しかしそのうちに、体重が減らなくなる「停滞期」がきます。
それは運動が足りないせいかもしれないと思い運動量を増やしても、体重は減るどころか、むしろ増えてしまった経験はありませんか?
こんなに頑張っているのに体重が減らないのは、自分が痩せにくい体質だからと、体重が減らないのを体質のせいにして、運動を続ける気力がなくなってしまうことも。
運動を続けても体重が減らない理由
運動を続けても体重が減らないのは、なにも太りやすい体質だからではありません。実は誰でにでも起きることなんです。
ニューヨーク私立大学ハンター校の研究チームは、アフリカとアメリカに住む332名を対象に運動量とカロリー消費の測定を行いました。
その結果、全く運動をしていない人が運動を始めた場合、大きい変化でダイエット効果がありました。しかし運動が習慣になると体が運動に慣れてしまうため、運動量を徐々に増やしても以前ほどのカロリー消費ができなくなるのです。
現在の主なダイエット法は、運動することで摂取したカロリーよりも消費するカロリーを増やして体重を抑える、もしくは減らすことをメインにしています。
しかし運動に慣れてしまうとカロリー消費率が減って、運動での体重減少は期待できなくなります。つまり、カロリー消費率を増やそうと思ったら、基礎代謝を上げる必要があります。
体重を落とすポイントは基礎代謝
ダイエットで基礎代謝を上げるというのは、体温を上げる、発汗量を増やす、消化を良くして便秘解消する、皮膚の新陳代謝を上げるなど、身体を活性化させる栄養を使うことです。
体重を落とすポイントは基礎代謝ですが、この基礎代謝を上げるためには結構時間がかかります。運動を続けてもそう簡単に落ちるわけではないと聞くと、運動をする気力が落ちてしまうかもしれませんね。
しかし、正しい運動こそが基礎代謝を上げ長期にわたって太りにくい、痩せやすい身体を作ります。たとえば運動が発汗や消化を助け、運動による筋肉量の増加が体温を上げることに繋がるのです。
運動とダイエットで気をつけたいのが「食べ過ぎ」
運動とダイエットで気をつけたいのは、運動をしたから食べても太らないと信じて、食べ過ぎてしまうことです。運動後のご褒美として、ついつい気が緩んで甘いものをつまんだり、ビールなどを飲んでしまったら、当然カロリーオーバーして太ったり不健康になったりします。
運動を続けるのと同時に食事にも気を配り、野菜やたんぱく質のバランスを考えた、健康的な食生活を心がけるようにしないと体重は落ちません。食事管理と運動を着実に続けて、少しずつ体重を減らしていきましょう。
私は昔、スポーツクラブに通っていた時があり、運動後はお腹がすいてしまって余計に食べていました。だから思ったほど体重減少には結びつきませんでしたね…。食べ過ぎは病気に繋がる可能性もあるので、40代は特に食事と運動のバランスに気を配りたいものです。