朝からしっかり食事を取るのが大事だと思っている人が多いのではないでしょうか?そんな方には驚きの「朝だけ断食で、9割の不調が消える!」(鶴見隆史著、学研パブリッシング)という本が発売されていました。
朝食を抜いて半日断食をすると、体の不調がなくなって腸内環境が整い、ダイエットにも有効という内容です。
最もつらくなくて効果が高い断食法
「○○を食べるだけで健康になれる」とか、様々な食品が話題になりますが、今は男性俳優の不食ブームが注目を集めたように、食べない健康法ともいえる断食がブームです。食事を抜くことでダイエットやデトックスに役立つのはもちろん、胃腸を休めることにもなるので、慢性疲労やだるさを解消する効果も期待できます。
断食に興味はあるがつらそうだからと、挑戦したことのない人も多いです。そこで最も挑戦しやすく、つらくなくて効果が高い断食法として、朝食だけ断食を考案したそうです。
朝だけ断食とは、朝ご飯を抜く断食法で不調を改善するというものです。しかし、朝昼晩と3食きちんと食べないと太る、朝ご飯を食べないと頭が働かない、朝食を抜くと便秘になってしまうという人もいます。健康意識が高い人ほど朝食は大事だと思っているケースが多いです。
この本を書いた鶴見氏のクリニックでは、がんやアレルギー疾患などの難病から断食で健康を取り戻したと実績が多数あり、同書で紹介する断食を実践した人からも、驚きや喜びの声が届いているそうです。
朝だけ断食で9割の不調が消える
今の日本は24時間休むことがなく、夜中でもコンビニや飲食店が営業しています。しかし人間の内臓には、昔から体に刻みこまれている生理的なリズムがあります。それを守って生活をしないと、「排泄・消化・吸収」のバランスが崩れてしまうというのです。
24時間の中での生理リズムは3つに分けられます。
- 正午から午後8時までは「栄養補給と消化」の時間
- 午後8時から午前4時までが「吸収と代謝」
- 残りの午前4時から正午までが「排泄の時間」
このリズムを崩さないためには、食事の時間や就寝、起床の時間をある程度決めていきます。普段私たちが朝食を摂っている時間帯は、排泄の時間です。本来よい排便や発汗をする時間帯に朝食をとってしまうと、健康を維持するために重要な酵素が充分に働かずに、消化不良を起こすことに…。
栄養補給と消化に適しているのは、生体リズムでは正午から午後8時まで。ここで食事をとっておくことが大事です。午後8時までに夕食を済ませておき、翌日の正午までに食事を抜くと、16時間食事を抜くことになるので、約半日の断食になります。
食べ物が消化されないうちに、次の食べ物が体に入ってくるリズムを断つというワケです。
断食の効果は様々です。
- 存在酵素が温存される
- 血液がキレイになり、血量が良くなる
- 免疫力が上がる
- 体に溜まった毒素の排泄
- 体のコリや痛みがとれる
- 呼吸器、循環器の働きが良くなる
- 眠りが深くなり、目覚めが良くなる
1日3食は江戸時代中期以降で、ここ300年ほどの習慣なのだそう。それまでは昼と夜の1日2食が一般的で、しっかりと朝食をとれるような時代ではありませんでした。
健康のためにしっかり朝食をといわれはじめたのは、昭和40年を過ぎてからです。私は朝に弱い体質で、昔から朝食抜きには慣れてます。フルーツを食べたり、スムージーだけでも大丈夫なので、この断食法は賛成です。
あなたもこの機会に、体に負担のかからない食事法や食事の時間帯を見つめ直してみませんか?