ダイエットに必要なバランスのとれた食事には、野菜はもちろん欠かせません。しかし、数ある野菜の中でもじゃがいもは、カロリーが高いと思っている人が多いと思います。
それは、ポテトで思い浮かぶのはフライドポテトやチーズたっぷりのベイクドポテト、ポテトチップスなど、カロリーが高いものばかりだからではないでしょうか?
じゃがいもは痩せにくい食品なのか?
じゃがいもは低インシュリンダイエットではNGとされています。この低インシュリンという減量法は、15年前から広まったダイエット法ですが、カロリーのコントロールだけでなく、食品ごとにインスリンの分泌される量を元にしたGI値によって、痩せやすいものと痩せにくいものを仕分ける方法です。
じゃがいもはこのダイエット法では「痩せにくい食品」に分類されているので、控える人が増えているようなのです。
しかし、じゃがいもは繊維質が豊富で満腹感が得られやすく、加熱してもビタミンCが破壊されにくいです。さらに様々な調理方法があるので飽きを感じることがなく、ダイエット中に魅力が感じられる点が多い食品でもありますよね。
じゃがいも食べる実験では全員が減量に成功
実験でダイエットをしている男女に対し、1週間に5~7個のじゃがいもをヘルシーなレシピで食べる生活を12週間送ってもらったところ、何と全ての人が体重を落とすことに成功したそうです。
これらの男女は、血糖値インデックスの高い食事とカロリー制限のグループ、血糖値インデックスの低い食事とカロリー制限のグループ、好きな物を気にせず食べるグループの3つに分けていましたが、どのグループの人も共通して同じ条件のジャガイモだけは食べた実験の結果です。
GI値が気になってじゃがいもを控えていた人からすると、この実験結果は嬉しいのではないでしょうか?
じゃがいもにダイエットに効果があると言われる理由
じゃがいも中サイズ1個に含まれる成分を確認してみると、
- 1個のカロリーはたったの110キロカロリーである。
- ダイエットに効果的と言われるカリウムが620gも含まれていて、バナナよりも多い。
- 1日に必要なビタミンCの約半分を摂取することができる。
- 無脂肪でナトリウムが含まれている。
じゃがいもにこれらの成分があることを知らない人が意外と多いのではないでしょうか?じゃがいもダイエットは緑黄色野菜中心のダイエット食に飽きはじめている方におすすめです。
最近はじゃがいもが安いようですが、近くのスーパーでは1個20円代で売っています。ダイエットに効果があると聞いたら、どんどん利用したいですよね。油やチーズを使わずにヘルシーなレシピを工夫して、じゃがいもで美味しいダイエット生活を送ってみませんか?
ポテトチップスは控える
実はポテトチップスには、アクリルアミドという発癌性の高い物質が大量に含まれていることが分かりました。アクリルアミドはAGEの一つです。元々工業用に広く使われてた物質で、がんや繁殖障害を起こすことが知られていました。
公害問題で実態を調査していたスエーデンで、食品の中にもアクリルアミドが存在することが偶然に分かったようです。その結果、特に120度くらいの高温で加熱した炭水化物(イモ類、小麦粉、米粉など)に大量に含まれていることが分かりました。
つまりポテトチップスやドーナツ、油で揚げたスナック菓子などにはアクリルアミドがいっぱい入っているという事です。こうした調査結果が出たことで、菓子メーカーの「ノンフライ化」が勧められたようです。
身体を守るためにもこうした食品は避けた方がいいでしょう。