メタボが気になってきたという方、ダイエットの基本は食事であると、カロリーばかりを気にしていませんか? それよりも、もっと注目してほしいのが原材料です。
どんなにカロリーを管理していても、栄養バランスが悪いとエネルギーを消費できません。いつも何気なく食べている食品に含まれている、栄養素や使われている食材のことを知っていますか?
ダイエットに良いと思って食べている食品の原材料をよく見たら、ただの「砂糖」だったということもありえます。
原材料に注目すると、何を食べようとしているかわかる
原材料は、食品添加物以外の原材料と食品添加物に分けて表示されています。さらに、その表示にはJAS法品質表示基準によって決められたルールがあります。
表示順のルールとは、原材料を重量順に記載するというものです。まず原材料に占める重量の多いものから順に記載して、その次に添加物を表示するのが一般的です。個別の食品ごとに品質表示基準が定められているものもあります。
原材料を重量順に記載するように定めているのは、商品名やイメージから予想される使用量と大幅に異なることによる、消費者の誤認や不利益を防止するためで、最初の方に書かれているのが、食品の主な原材料ということです。
使われている材料をくまなくチェックするのは面倒でも、最初の1~2個なら簡単に確認できるはずです。そうすれば、自分が何を食べようとしているのがわかるようになり、原材料名に注目することで、カロリー表示だけでは気づかない事が見えてきます。
カロリーよりも原材料に目を向けよう
たとえばチョコレートですが、カカオに含まれるポリフェノールや食物繊維が豊富でダイエットに効果的だと思っていたら、原材料にはカカオが書かれていないものがあります。
原材料の最初に、カカオマスと表示されているチョコレートもあれば、ビターチョコレートとなっているのに、原材料名の最初が砂糖になっているものがあります。
チョコレートが原材料によって栄養価が違うように、カロリーだけではダイエット効果を測ることはできないのです。同じカロリーでも栄養豊富な食材を使われている方が
エネルギーとして使われやすく、筋肉を生み出しやすくなります。
糖質制限でご飯の量を減らしているのに、体重が減らないと思ったら、代わりに食べている食品が糖質たっぷりということもあるかもしれません。今までカロリーばかり気にしていた人は、原材料にも目を向けてみませんか。