ダイエットやデトックスにいいからと、オフィスなどでペットボトルやタンブラーを置いて、やたらと水分補給をしている女性がいませんか?
水分は一気に補給するよりも、こまめに少しづつ飲むのが良いと言われますが、あまりに頻繁に水分を取りすぎるのも、かえって体に悪いようです。
水分の過剰摂取で水中毒になる人も
水分補給すると、血液がサラサラになったり、代謝が上がったりするなど、たくさんのメリットがあるのはご存知の方も多いと思いますが、過剰に摂取すると体内のバランスが崩れてしまうことがあります。
疲労感や頭痛、気分が不安定になる、注意散漫になるなど、様々です。最悪のケースでは、飲み過ぎで水中毒になり亡くなってしまった人もいるそうです。
必要以上にこまめな水分補給はやめる
私たちの体は、水分を必要としている時に「水を飲みなさい」という命令が交感神経から下りてくるようになっています。それによって「喉が渇いた、水分を取ろう」という思考回路になります。
しかし、体の命令に関係なく必要以上に水分補給していると、だんだんとその命令する機能が怠けるようになってしまいます。すると、交感神経の動きが徐々に鈍くなっていき、自律神経のバランスが崩れてしまいます。
交感神経が働かなくなると、人間の体は大きくバランスを崩し、正常な状態を維持できなくなってしまうのです。
自律神経のバランスを正常に保つためにも、必要以上にこまめな水分補給をするのはやめましょう。その都度、水分を補給することで、自然の要求に応じた状態にすれば、交感神経は正常に働いてくれます。
人の体に悪影響を及ぼすことが無さそうな水ですが、やはり、どんなものも取り過ぎには注意が必要です。特に、ほとんど体を動かすことなく、オフィスでデスクワークしている人は、水分の取りすぎには気をつけてくださいね。
体の中で一番重いものを減らのが痩せる一番の近道
「食べ過ぎないように我慢しているのに体重が減らない」「顔やウエスト、二の腕、脚など気になるところが痩せない」
ダイエットを頑張っても思うようにいかないこんな悩みは簡単に解決できます。なぜならその一番の原因である体の溜まった余分な水を出せばいいだけだからです。
私たちの中で一番重いものは何でしょうか? 内臓、筋肉、脂肪、骨? 一番重いものは「水」です。成人では全体重の50~60%がこの水なのです。つまり、一番多くて重い水さえコントロールできれば、健康的に体重を減らすことができるのです。
それではなぜそれほど余分な水分が溜まってしまうのでしょうか? 体の中へ入る水分と、体の外へ出ていく水分が同じ量なら、体内に余分な水分が溜まることもありません。ところが現代はこのバランスが崩れている人が多いのです。
一つに便秘が挙げられます。毎日排便がないと、大便とともに本来体外に出ていく水分が大腸から再吸収されてしまいます。冷え性で悩む人も増えていますが、そういう人は肺や皮膚から自然に出ていく水分の量が少なくなり、体内に水分が溜まっていきます。
汗をかきにくい人も同じです。体を動かしても汗が出なくなっていませんか。体に余分な水分が溜まっていると「そんなにたくさん食べていないのに太る」「水太り」「下半身太り」への道を一直線に進んでいることになります。