健康や美容に良いといわれる飲むヨーグルト。その手軽さにひかれて冷蔵庫に常備しているけれど、ついつい飲みすぎて太ってしまった、なんてことはないですか?
飲むヨーグルトがダイエットに効果的であることが知られています。しかし逆に太ってしまったなんて言う人も多くいます。ダイエット中はその方法が間違っていないか気になるものです。
そこで飲むヨーグルトで本当にダイエットできるのかというところから、ダイエットに効果的な飲み方や注意点まで注目してみました。
飲むヨーグルトでダイエットできる?
飲むヨーグルトはダイエットに効果的だといわれているものの、正しい方法を知らない人もたくさんいるのではないでしょうか。
飲むヨーグルトは製品の種類も多く、乳酸菌の種類も豊富です。効果は様々にあり、ダイエットに効果的な製品が多いのは事実です。しかし飲むだけではなくダイエットのためのポイントを押さえておくのが大切です。これがダイエット成功の近道です。
飲むヨーグルトで太った人
ダイエットや健康、美容のため様々な目的で飲むヨーグルトを飲んでいる方は多いでしょう。
ヨーグルトに含まれる乳酸菌は腸内環境を整えてくれますし、手軽で何よりおいしいから、ついたくさん飲んでしまうかもかもしれません。そんなあなたはカロリーを気にしたことはありますか?
飲むヨーグルトにはプレーンタイプや加糖タイプ、果肉入りや果汁入りなど豊富にあります。メーカーによって違うはありますが、100mlあたり65kcalと考えれば問題ありません。
飲むヨーグルトダイエットの注意点
ヨーグルトに糖分が加えられているといっても、一度に飲む量がとびぬけて多いわけではないので、適量なら太る心配をしなくても良いです。
飲むヨーグルトで太ったのは飲みすぎの人です。飲むヨーグルトは飲みやすいという点から、ついつい飲みすぎてしまう人も多いです。1杯のカロリーはそんなに多くなくても、たくさん飲めばかなりのカロリーになってしまいます。
ダイエット目的でヨーグルトを飲むのであれば、添加物が入っている物よりもプレーンタイプにしましょう。苦手な人は低糖、低カロリータイプがおすすめです。
ヨーグルトの固形と飲むタイプの違いとは?
通常固形ヨーグルトは牛乳や脱脂粉乳に乳酸菌を加え、40度前後で4~6時間発酵させた食品のことです。ヨーグルトは半固形状なので、スプーンで食べる必要があります。
飲むヨーグルトはサラサラして口当たりも軽く、固形ヨーグルトを水分で薄めているものと思っているかもしれません。実は固形ヨーグルトをそのまま攪拌(かくはん)して液状にしたものです。
固形と飲むタイプは発酵するタイミングが違い、固形のプレーンタイプは容器に充填されてから発酵します。飲むタイプは発酵してから容器に充填されます。これを全発酵といい、甘味料や果肉を入れるタイプも同じです。
固形はさっぱりした酸味が特徴であり、飲むタイプは飲みやすくするためにも甘みを加えられている商品が多いです。
カロリーの違い
プレーンなら固形も飲むタイプも違いはほとんどありません。しかしほとんどの飲むヨーグルトには飲みやすいように糖分が入っているのでその分カロリーが高いです。糖質を気にしている方は、成分表示に注意して購入すると良いです。
両方のダイエット効果に大きな差はありません。飲むタイプはスプーンもいらないので好きなタイミングで飲めます。飲むか食べるかの違いだけなので、自分のダイエットスタイルにあわせて選びましょう。
ヨーグルトの栄養
日本食品標準成分表によると、ドリンクタイプのヨーグルトには、100gあたりエネルギー65kcal、たんぱく質2.9g、脂質0.5g、炭水化物12.2g、カルシウム110㎎が含まれています。
炭水化物が多いのは原材料の牛乳に含まれる乳糖という糖質が含まれること、飲みやすくするために砂糖を加えているからです。カルシウムの重要な供給源であり、たんぱく質やビタミンB2などのビタミン類も摂取できます。ヨーグルトには乳酸菌が多く含まれているのも大きな特徴です。
飲むヨーグルトの原料は牛乳なので乳酸菌の他に、たんぱく質やカルシウム、ビタミン類などの栄養も含まれています。不足しがちなカルシウムを補えるのは嬉しいものです。
カルシウムが不足すると骨が弱くなるだけでなく、イライラしやすくなることもあります。そんなあなたはヨーグルトを習慣づけ、カルシウムを補うことで、リラックスした日常を過ごせるようになるかもしれません。
飲むヨーグルトのダイエット・健康効果
整腸作用
含まれている乳酸菌は悪玉菌を増やして腸内環境を整えてくれる働きがあります。便秘解消だけでなく下痢などの便通以上を和らげてくれます。ぽっこりお腹などの症状も軽減します。
生活習慣病予防
乳酸菌の一種であるビフィズ菌にはコレステロールの吸収を抑えて、コレステロールを減少させる効果が期待されています。
イライラを防ぐ
普段の食事では不足しがちなカルシウムが豊富に入っています。イライラを防いだり興奮を鎮めて精神を安定させたり丈夫な骨を作る働きがあり、女性に多い骨粗鬆症の予防できると期待されています。
血糖値上昇抑制
乳酸菌が作り出してくれる多糖成分は、糖の吸収を抑え血糖値の上昇を抑制してくれる働きがあります。血糖値が上昇すると体に脂肪がつく原因となり、血糖値を抑制するのはダイエットにも効果的です。
代謝アップ
乳酸菌は体の代謝を改善してくれる働きがあるといわれています。基礎代謝が上がれば脂肪燃焼にもつながるので効率的にダイエットができます。
飲むヨーグルトのダイエット効果をさらに上げるには?
ヨーグルトには炭水化物が含まれているので気になるかもしれませんが、低糖や無糖を選んでカロリーを抑えれば、ダイエットに大きな効果が期待できます。1日200mlを目安にして飲むと良いです。
果物や野菜などに含まれる食物繊維も腸内環境を整える働きがあり、様々な食材と組み合わせることでダイエット効果のアップにつながります。
飲むヨーグルトを一度に大量に飲むよりも、少量でもいいので継続して飲むことが大切です。おすすめは朝晩2回に分けて飲むことです。100mlを目安に1日200ml飲むと、お通じのリズムを整えやすくなるといわれています。
就寝前も大事なタイミングです。22時から2時は腸の働きが活発になる時間帯といわれています。この時間帯に飲むと乳酸菌の働きも活発化すると考えられます。あなたの体質によって合うタイミングは様々です。朝と晩試してみてベストなタイミングを探してみて下さい。
飲むヨーグルトのダイエット置き換え
ヨーグルトを飲むだけでも効果は期待できますが、ダイエットをする際にさらに効率よく痩せる方法があります。
置き換えダイエットは3食のうち、1食をヨーグルトだけにするという簡単な方法です。置き換えダイエットは他の食品でも実践する人は多いです。
おすすめは寝る前の夕食に置き換える方法です。寝る前に取る食事は太りやすいので、ヨーグルトに置き換えることでかなりカロリーを抑えることができます。ヨーグルトの量は最低でも250g、最高で500g程度に留めておきましょう。
飲むヨーグルトはホットがおすすめ
ダイエットにはできる限りホットにして飲むのがおすすめです。ヨーグルトというと冷たいものというイメージですが、冷たいまま飲むと胃腸が冷えて腸の機能が低下し、カルシウムをうまく吸収できなくなります。
ドリンクは基本的に温めて飲むのがおすすめです。内臓を温めて腸の働くを助け、乳酸菌の効果を得られるといわれています。より代謝を活性化してダイエット効果にも期待できるでしょう。
飲むホットヨーグルトの作り方は、材料が無糖ヨーグルト100mlにハチミツ大さじ1、好みで水を用意します。作り方は用意したヨーグルトとハチミツを耐熱容器に入れ1分間温めます。滑らかになるまでかき混ぜて出来上がりです。
しょうがをプラスするのもおすすめです。しょうがに含まれるジンゲロールは加熱すると生姜オールという成分になり、体が温まりやすくなるといわれています。
まとめ:飲むヨーグルトはお通じ改善と基礎代謝アップに期待できる
飲むヨーグルトは手軽に飲めるのがメリットなので、毎日の食生活に取り入れてみて下さい。
飲むヨーグルトがなぜダイエットに良いのかというと、お通じが促進され基礎代謝がアップすると考えられているからです。基礎代謝が上がると痩せやすく、老廃物が排出されるのでダイエットできるといわれます。
手軽に摂取できる上コンビニやスーパーなどで簡単い手に入ることもでき毎日の生活に取り入れやすいのも嬉しいポイントです。様々な商品が売られているので、購入する際は栄養成分表示を確認して下さい。
手軽でおいしい飲むヨーグルトには女性には嬉しい効果があります。飲み方にも気を配ってみるとダイエットの効果を最大限に引き出すことができそうです。