スリムになりたい時、食事の量を減らそうとする人が多いと思いますが、実は、減らさなくてもよいのです。なぜかというと、体や脳が満足する食べ合わせに変えれば、そんなにたくさん食べれなくなるからです。
料理の種類を増やすのが、食べても太らない食べ合わせの魔法です。よく、「栄養素をエネルギーに変える」 「ビタミンB1は脂肪を燃やす!」と言います。
数ある栄養素の中には、エネルギーになるものと、体そのものの材料になるものがありますが、体のエネルギーになる栄養素の代表は糖質(炭水化物)です。
一生太らない食事の取り方
余ったエネルギーは、脂肪として蓄えられるので、炭水化物をコントロールすることは、とても大切なことです。3大栄養素「炭水化物」 「たんぱく質」 「脂質」をエネルギーとして消費したり、体の材料として使っていくためには、ビタミンやミネラルといった栄養素などが必要なのです。
さらに、血糖値の上昇を抑える食物繊維があると、ダイエットに良いです。血糖値が高くなりやすいものを食べていると、肥満になりやすいからです。
栄養素を脂肪として溜め込まずに、エネルギーとして燃やし切り、体の材料として使い切るには、ビタミンやミネラル、食物繊維を食事から取ることが、太らない食事です。これを一度覚えてしまえば、一生太らない生活を送れますよ。
白米やうどんを食べる時に気をつけたい事
たとえば、白米やうどんを食べるなら、満腹になる栄養素のたんぱく質の卵や冷や奴、焼きのりを必ず足しましょう。
更に糖質を燃やすビタミンB群や、食物繊維を含むお漬物、納豆を一緒に食べるといった形で、太らないように食べる量を減らすのではなくて、付け足していくのがいいのです!
スリムになるには、食べる順番に気をつけ、うどんや白米は蕎麦、雑穀米などにするとより効果的です。食べ足すことで量が増えても、良質なたんぱく質を摂取することで、間食がぐっと減ります。
栄養失調や貧血を改善することで、甘いものが欲しくなくなるので、自然に1日の食事量が減ってきます。現代人の肥満の原因には、運動不足だけでなくカロリー過多の栄養不足という、アンバランスな食生活も大きく関係しているのです。
痩せる味付け、太る味付け
ひとつ気をつけたいのは味付けです。必ず薄味のものを摂るようにして下さい。濃い味付けのものにはしょうゆ、塩分、砂糖が多く含まれます。
外食やコンビニのお弁当に慣れてしまうと、濃い味が普通になって薄味では物足りなく感じるかもしれません。けれど現代人の多くは塩分の取り過ぎです。
塩分の多いスナック菓子を食べた後は、ジュースやお茶が欲しくなります。体の中に塩分が残るとそれを中和するために水分が欲しくなるからです。塩分を過剰に摂取すると体が水分を欲し、また入った水分がなかなか出ていきません。それがむくみに繋がります。
女優の松嶋菜々子さんも、小さな食器に和食料理を増やしたことで、ダイエットに成功したみたいですよ。