前回の記事で、食べる順番ダイエットについてご紹介しましたが、もう少し深くご紹介したいと思います。食事の食べる順番には、太らない知恵があり、痩せる仕組みが効率よく働きます。
これから食べる食事に、ごはん、焼きシャケ、カボチャの煮物、ワカメときゅうりの酢の物、なめこの味噌汁があるとします。この中で、一番初めに食べるものは酢の物です。 その後は、味噌汁、シャケの順番に食べて、カボチャやご飯は後にします。
1品ごと食べる必要はなく、主食のごはんを食べるまでに、間を置くことが肝心です。野菜や海藻を食物繊維を利用した、血糖値を急に上げない食べ方をしていると、肥満を防止してくれます。
食事をすると血糖値が上がりますが、いきなり、糖分のかたまり(炭水化物)のご飯を食べると、急激に上昇してしまうのです。血糖値が急に上がる食べ方を続けていると、体はだんだん肥満に傾いていくので、血糖値を緩やかに上げるのが太らない食べ方です。
カボチャやイモ類は野菜でも糖質が多いので、ご飯と同じとします。体脂肪は、脂質だけでなく、ご飯などの炭水化物からも作られます。炭水化物は体を動かす燃料源なので、ついとりすぎてしまいがちです。
しかし、炭水化物は体にとても大切な栄養素なので、上手に取り入れていくようにしましょう。
血糖値が健康管理の最大のカギ
血糖値はあなたの健康状態のすべてを決めるといっても過言ではありません。血糖値が高い肥満状態を作るという事実があります。
あなたが太るのは脂っこい食べ物を食べたからではなく、血糖値が上がったからです。逆に血糖値を低く抑えることさえできれば、肉や揚げ物を食べようとあなたは確実に痩せていきます。
他にも血糖値が安定しないことでイライラや眠気、倦怠感、吐き気、頭痛といった不快な症状も招いてしまいます。まさに血糖値は健康管理における最大のカギといえます。
糖質が含まれている飲み物はほどほどに
糖質はご飯やパン、麺類、ケーキやせんべいなど様々な食べ物に含まれています。ご飯やパンなどの固体のものは血糖値が緩やかであるのに対し、液体の場合はあっという間に胃をすり抜けて小腸へ届いて吸収されます。
気を付けたいのは缶コーヒーなどの飲み物です。1本飲めば健康な人でも30分後には血糖値が140ぐらいに急上昇します。ではどんなものを食べればいいのでしょうか?
36年間日本全国で調査された長寿の秘訣は、
- 健康、長寿の決め手は食生活である
- 酒飲みは短命ではない
- 重労働している人の方が長寿
- ご飯の食べ過ぎは短命
- 魚ばかりで野菜が少ないと短命
- 大豆製品を多く食べていると長寿
- 大量の野菜を食べていると長寿
- 果物を多くとると短命
- 海藻を多くとっているのは長寿
- 肉の食べ過ぎは短命
- 塩分を取り過ぎているのは短命
あなたを太らせるものは「糖質」です。砂糖の入ったお菓子や清涼飲料水、ご飯やパン、麺類からの糖質をいかに減らしていくか。これが肥満やあらゆる病気を防ぐための重要なポイントといえます。