日本の女性は痩せてきているように見えますが、もっと痩せたいと思っている人が多いようです。ミュゼプラチナムが実施したダイエットに関するアンケートによると、90%の女性が今よりスリムになりたいと思っています。
効果が得られたダイエット法としては食事制限(38%)、自宅で筋トレ(22%)、ランニング(14%)と手軽に始められる方法がトップ3でした。
そしてダイエットに成功した人は60%。しかし73%がリバウンドしたことがあると回答しています。ダイエットそのものより体型維持が課題のようです。
自宅では食べるものに気を付けているけど外食でついつい食べ過ぎてしまい、カロリーオーバーになっている人も多いはず。そこで外食で太る元になっているポイントを挙げてみました。
1.食べたくないなら残す
ダイエットに成功しても食べ過ぎないに越したことはないですが、どうしても我慢できない場合もあります。そんな時はあらかじめルールを決めて楽しむようにするといいです。
出されたものは残さず食べなさいと厳しくしつけられて育った人ほど、食べ物を残すことに抵抗を感じるかもしれません。家族が残したおかずをもったいないと口に放り込んだり、お腹がいっぱいにでも無理に食べきっていませんか。しかしその一口が太る元。
ダイエット中はもったいない精神をいったん脇に置き、食べたくないなら残すという姿勢を徹底させましょう。特に外食するときは食べる量を自主的に調節することです。
外食メニューには高カロリーのものが多いうえ、男女の性別や体の大きさ、年齢に関係なく同じ分量の料理が出されます。おおむね成人男性が満足する量が基準になっています。
体の小さな女性が一人前を平らげたらそれだけでカロリーオーバーに。ダイエット中の外食はご飯でもおかずでも3分の1は残すくらいが適量と考えましょう。残す勇気を持った方が良いです。
残すとお店の人に悪いからという理由で満腹になっているのに無理に食べる無駄食いは避けましょう。
2.高カロリーの大好物を食べるのは月に一度だけにする
高級な店や一流といわれるような店に出かけて食べる時、それ以外は家でも作らない、食べないようにします。たとえばステーキが好物なら、前から行ってみたかった高級店に予約を入れて思い切り上等な肉を奮発してみましょう。
高い料金を払った分、美味しさは格別なものがあるはずです。それに高級店となると、そうそう頻繁には行けないでしょう。このルールの範囲内でならストレスをためずに大好物を口にできます。
3.夜に外食する日は朝と昼の摂取カロリーを減らす
夜に外食の予定がある日、朝と昼、晩のカロリーをいつもと同じように考えてはいけません。外食はどうしてもカロリー過多になるため、その分朝と昼のメニューを減らして調整するように心がけます。
たとえば成人女性で1日1600kcalを目安にカロリー制限している人なら、夜に800~900kcal摂ることを考えます。朝と昼で合計700~800kcalになるように調整します。
ただし夜にたくさん食べたいからといって、朝と昼の食事のカロリーをすべて削り夕食に当てるのは逆効果です。空腹の時間が長くなると体には危機感を感じ、脂肪を蓄えようとする働きがあります。
4.和食の定食メニューを注文する
ファミリーレストランでは栄養バランスが良いからといって、1品料理を注文せずにパンやスープ、サラダなどが付いた定食メニューを注文しましょう。ただし洋食セットはどうしてもカロリーが多めです。
中には軽く1000kcalを超えてしまうものもあります。そこでおすすめしたいのは、ファミリーレストランでも力を入れているマグロ丼や魚の網焼き定食といったメニューです。それらのメニューはヘルシーでかつ低カロリーです。ダイエット中やダイエット後でも安心して食べられます。
5.グラタン、ドリア、シチューはダイエットの味方?
コッテリしたものが食べたくなったらファミリーレストランでグラタンやシチュー、ドリアを注文するといいというと、カロリーが高いのでは?と思うかもしれません。
ところがこれらのメニューはおよそ500kcal~600kcalと意外にも低カロリーです。ただパンやサラダを追加するとカロリーオーバーになってしまうので注意が必要です。
ドリアやシチューは元々こってりした味わいにできています。サイドメニューを追加しなくても、これ1品で十分満足感を味わえます。
6.減量中のファーストフードの付き合い方
ダイエットの敵といわれているファーストフードは絶対に食べてはいけないとは限りません。たとえばバーガー類にサラダやスープを追加オーダーして、ドリンクをノンカロリーか牛乳にすれば栄養バランスの取れたメニューになります。
ファーストフードで問題なのは、セットメニューに付き物のポテトの存在です。油で揚げているのでカロリーが高く、またハンバーガーと一緒に食べると糖質の摂りすぎになってしまいます。
ファストフードを賢く利用して低カロリーのメニューにするには、バーガー類を一つ注文して持ち帰りして食べることです。自宅に持ち帰って野菜サラダやスープを追加すれば、ドレッシングの種類や油の量の工夫でカロリーを抑えることができます。
7.これだけは避けたいオーダー
安くてボリュームがあるファーストフードは、財布の中身が寂しい時は心強い味方です。ところがダイエット中はその手軽さが思わぬ落とし穴になります。手軽な値段なだけにバーガーを二つ注文してしまうことに繋がりやすいです。
セットで注文するよりバーガー二つの方が安上がりになる。一つしか注文しないのは何となく恥ずかしいからという理由で二つ注文する人もいるかもしれません。安さに負けて二つ注文しないようにして、バーガー類は一つだけと決めておきましょう。