朝夕の食事は軽めで、昼食はしっかりと摂る。三食の内容と量の配分を今までと変えて、昼ご飯を1日のメインの食事にしてみると、体の中で眠っていた痩せる仕組みが自然に動き出します。
痩せる仕組みとは?
痩せる仕組みとは、食事でとった栄養を脳や体が活動するためのエネルギーに換えて、その日のうちにきちんと使いきることをいいます。
- 栄養バランスがとれた食事をする。
- 栄養を効率よく消化吸収する。
- 吸収した栄養を無駄なく燃料に換える。
- エネルギーを充分に消費する。
これがスムーズであれば体は太りませんが、1つでもくずれていると栄養が体脂肪にかえて溜め込んでしまうので、太ってしまうのです。食事で摂った栄養や体脂肪を、眠っている間でも呼吸をしたり、心臓を動かしたりする燃料として使う、基礎代謝という働きがあります。
基礎代謝が盛んだと、体は太りにくく、そして痩せやすくなります。これらは、お互いに働き合うと、痩せる仕組みとしての能力が高まります。たとえば、栄養を正しく消化し、吸収した腸は運動をして便を体外に送り出します。
そのとき、たくさんの熱を作るのですが、この熱が基礎代謝の働きを盛んにします。どれも正しく、よく使うほど活発に働きます。特に、消火器の仕組みは、食事のとり方を変えるだけでたちまち動き出し、痩せる仕組みを活発化させます。
3週間ほどたつと体重が自然に減り始め、3ヶ月すると、体脂肪がつにきにくく、燃えやすい体に変わっています。体が引き締まった脱脂肪系になっていくのが実感できますよ。
痩せる常識のウソ・ホント
巷にあふれているダイエットではどうして痩せられないのか見ていきます。痩せる常識と思っていたことが実はそうでないことが多いです。毎日の生活を振り返りながらチェックしてみて下さい。
運動で痩せられる?
スポーツだけで痩せることはまずないと考えた方がいいです。スポーツが効果を発揮するのは、食事法と組み合わせて行ったときと、インストラクターなどについてもらい、綿密な理論に基づいたプログラムを組んでもらった時です。
ただしスポーツクラブでメニューを作ってもらっても「必ず1週間で●キロ痩せる」という数字は出ません。週に何度もジムに通うのにはかなりの時間と意志の力が必要です。それを維持していくには何年も通わないといけません。その継続が難しいのです。
時間がかかること、継続できないことがストレスになり結局食べ過ぎ飲みすぎを招いて体型も体重も元のままという事が多いです。
サウナで痩せられる?
サウナは汗をかいて体の中の老廃物を出すという意味では、美肌作りなどに役立ちます。お風呂から出た後に体重を測ると1キロぐらいは減っているので、それも励みになるかもしれません。
しかし水分を補給すればすぐに元に戻ってしまいます。体の皮下脂肪が変化して落ちた数字ではないからです。例えばトイレに行く前といった後で体重を測れば数字は違うでしょう。それと同じです。体内の水分が減っただけで、痩せたことにはなりません。
1日3食きちんと食べた方がいいの?
ダイエットのためには規則正しい食生活をという考え方は間違いではありません。ただし朝起きてお腹もすいていないのに朝食を取り3時間ほどして中速、夜になると夕食、というやり方では痩せません。
食事をとる時は空腹であることが必要なのです。そうでないと体に入った栄養素をきちんと消化できません。そのためには食事と食事の間隔は、実働6時間以上必要です。1日の食事は2食で良いという事になります。
つまり3食食べることにこだわり必要はありません。2色でもきちんと食べていれば活動に必要な栄養素はバランスよく摂れます。体が満足するので間食も防げます。
規則正しく食事をすることは必要です。でもあくまで栄養のバランスを考えたメニューで、食事と食事間はきちんとあける、という条件を満たさないと痩せることができません。