秋から冬にかけて食べ物がおいしくなる季節です。外食が増えてくる頃ですが、誘いを断ったり、おいしい食事を我慢するのは辛い…。そんな人におすすめなのが、血糖値を上げないようにコントロールすることです。
血糖値というと30~40代の女性にはピンと来ないかもしれませんが、ダイエットや美容に大きく関わっているのが血糖値です。肥満と老化の対策には、血糖値を上げないようにするのが重要です!
美容業界で注目されている糖化
血糖値が急激に上がったり、高血糖の状態が長く続いていると、老化のスピードが速くなってしまいます。美容業界で注目されているのが糖化です。糖化とは体内であまった糖がタンパク質と結びついて老化物質を生み出す反応のことをいいます。
人間の体の約70%はタンパク質でできているので、糖化すると体の老化を速める事になります。糖化によって肌にとって大切なコラーゲンが、ハリや弾力を失うと、たるみやくすみなどの肌老化が目立つようになります。
血糖値をうまくコントロールするには?
炭水化物や糖質はブドウ糖に小さく分解されて吸収されると、血糖値を上昇させます。玄米よりも白米、胚芽パンよりも白いパン、そばよりうどん、というように、精製されているものは、食物繊維が少なく血糖値が上がりやすいといわれています。
血糖値を上げない食べ方
食物繊維が豊富な野菜などを最初に食べる事を心がけましょう。食物繊維は血糖値の上昇を緩やかにして、脂質の吸収を抑えてくれる働きがあります。そのうえ、満腹感もあるので食べすぎ防止にもなります。
糖質オフダイエットについて
最近、糖質オフダイエットが話題になっていますが、実は、糖質を一切摂取しないのは、ダイエットに逆効果なのです。糖質をずっと摂らないでいると、次に摂取した時に吸収が良くなって、リバウンドしやすい体質になってしまいます。
糖質は体にとって必要なエネルギー源なので、ゼロにするのではなく、昼間に食べたら、夜は控えめにするなど、量を調整したり、食べ方に気をつけるようにしましょう!
ダイエットの豆知識・1日2食でもOKの理由
1日3食食べなければいけないと思い込んでいる人は多いです。しかし空腹でもないのに食事をする習慣をつけてしまうと、せっかく取り入れた栄養素を効率的に使い切れません。
また消化しきれなかった分が、ぜい肉となって体に蓄積されてしまいます。朝はトースト1枚、昼はかけそばといった栄養的に偏った食事をしていると体は満足しないので、すぐにお腹が空いてしまいます。だから甘いお菓子などに手を出してしまうというわけです。
カロリー的に満たせされるかもしれませんが、栄養的には全く満たされていないために、体は太っていても栄養失調という状態になってしまいます。偏った朝食を適当に食べるよりも、思い切って朝食は抜いてお昼はゆっくり時間をかけて食べるようにした方がダイエットには良いです。