間食禁止だとか、1日3食決まった時間に食べた方がいいとか、ダイエット本には様々なルールが書いてありますが、忙しい女性がこのルールをきっちりと守るのは、ほとんど無理な話ではないでしょうか?
だって、残業した後に飲みに行くことだってあります。忙しい日は朝食を抜いて、夕方に間食したくなる時だってありますよね。
間食は我慢しなくてもいいです
食事回数の制限をすると、かえってストレスになるので、できないことをやろうとするのは、よくありません。でも、だからといって、毎日不規則な時間に好き放題食べていると、お相撲の関取みたいな、たくましい体型になってしまいます…。
深夜にたくさん食べてしまったときは、翌日のお昼まで我慢するとかして、食べ過ぎた分の調整をすればいいのです。
この調整が難しいと思っている人も多いのではないでしょうか? 「朝食を毎日食べるべき」とダイエット本に書いていあったから、その通りに無理して食べるとか。または、「間食は太る」と書いてあったので、遅くまで夕食が食べられない日も無理して我慢してしまったり。
これでは、かえってお腹が減るので、次の食事でドカ食いしてしまうのです。
無理して食事リズムを決めてしまうのではなく、食べ過ぎたら次の食事で減らす、お腹が減ったら間食をするなど、生活の中で無理のないコントロールを心がけて下さい。
ルールを守ろうとすると、かえってストレスに感じて、その結果太るだけです。お腹が空いたときは、我慢しなくてもいいんです。
甘いものは食後3時間以上あけてから食べる
食後すぐに甘いものを食べると炭水化物に含まれる糖と甘いものの糖が合わさり、血糖値が一気に上昇します。インシュリンによって肝臓や筋肉に運ばれる糖ですが、肝臓や筋肉に蓄えられる量には限度があります。
血糖値が上昇すると肝臓と筋肉に蓄えられる糖の許容量をすぐに超えてしまい、糖が余ってしまいます。この余った糖は脂肪細胞に運ばれ、脂肪になってしまうのです。
そのため同じ甘いものを摂るにしても食後すぐのデザートではなく、間食で甘いものを食べた方が血中に溶けこむ糖の量を小分けにできるため、血糖値が急上昇するのを防ぐことができます。その結果、脂肪をつきにくくすることができるのです。
食事をしていったん上がった血糖値は、インシュリンの働きで3時間後には必ず下がってきます。ですから甘いものは食後3時間以上あけて食べれば、糖も余らず脂肪として蓄えられることもなくなります。
甘いものを食べるときはビタミンB1を含むものと一緒に
甘いものは糖質を多く含みます。糖質は体内で代謝されるときビタミンB1が必要となります。このビタミンB1が不足すると、充分なエネルギーを作り出すことができなくなります。これが酷くなった状態が夏バテです。
夏場は甘い飲み物などを多くとりがちで、ビタミンB1が他の季節よりも消費されます。そのためビタミンB1不足に陥り、手足のしびれ、動悸、倦怠感などを起こしやすくなるのです。
ビタミンB1を多く含む食べ物には豚肉やウナギ、ピーナッツ、大豆、玄米、卵黄、ゴマ、レバー、海苔、ブロッコリーなどがあります。これらの食べ物を朝、昼、夜の食事で取り入れながら、甘いものを食べるようにして下さい。