フルーツは、ビタミンやミネラルが豊富で食物繊維が入っているため、体に良いことがたくさんあります。しかし残念なことに果物は、食べ方次第で太る原因になってしまいます。食べるタイミングや組み合わせで、かしこく摂るようにしましょう。
果物で問題なのは、糖質が多く含まれていることです。砂糖などのブドウ糖ではなく、果糖が入っているのですが、実は果糖は、脂肪に変わりやすい性質を持っているので、肥満や生活習慣病、低血糖症を招きやすいものなのです。
フルーツは朝に食べるのが一番おすすめ
それでも、ご安心ください。フルーツは食べ方に注意すれば大丈夫です。食べるなら朝がおすすめで、エネルギーが活発になる1日の始まりなら、食べてもきちんと消化できますので。しかし、起きてすぐに果物を食べたり、果物だけ食べるというのは、血糖値が一気に上がってしまうので気をつけましょう。
昼や夜に食べるなら、食後に少しだけにしておきます。無糖ヨーグルトにからめて食べたりすれば、糖質の吸収は穏やかなものになります。ドライフルーツも干すことで糖分が凝縮されているので、食べるなら少量だけにしておきましょう。
人間の体はエネルギー源として、ブドウ糖を優先的に使います。果糖はエネルギー源としてではなく、すぐに脂肪に変えて貯蔵されます。つまり太りやすい糖なのです。
ハッキリ言っておくと、果糖だからこそフルーツは太りやすいのです。果物にはビタミンやミネラルが豊富に含まれていますが、日本の果物は糖質が高く改良されています。
決してジュースにはしないことです。たくさんの果物を使った糖質たっぷりのジュースを、起きたばかりの空腹状態でごくごく飲むのはやめておきましょう。
おやつを食べたい時は?
理想的のおやつはアーモンドやクルミなどのナッツ類、チーズや無糖ヨーグルトなどの乳製品などです。おやつにもカロリーゼロといったタイプの商品が多く出回っていますが、糖質ゼロや糖質オフのものを選びたいですね。
またシュガーレスと書いてあるものでも、水あめや甘味料などが入っている場合があるので、選ぶ時は原材料をしっかりチェックすることが大切です。
グレープフルーツなら、体重増加の抑制効果あり
カリフォルニア大学の研究によると、グレープフルーツには、高脂肪食による体重増加を抑制する効果があることがわかったようです。脂っぽい物が好きで血糖値が気になっている人は、グレープフルーツを取り入れてみてもいいと思います!