40歳前後になると、身体は大きな曲がり角を迎えます。息切れする、肌にシワができた、白髪が出てきた…
こうした老化現象が既に現れている人もいれば、全く現れていない人もいますよね。これは老化のスピードが人によって違うからです。
ずっと若々しい体でいるために、40代女性が常備しておきたい食材は、お酢、ショウガ、おから、卵の4つです。今回は、この4つの食材についてご紹介します。
お酢
お酢には肥満になる原因の一つである血糖値の上昇を抑えたり、体脂肪を燃やす働きがあります。特に豊富に含まれるアミノ酸は、体脂肪の分解を促進します。また、お酢には肝臓を活性化させる作用があり、肝臓が活発に働いていると、内臓脂肪が燃えやすくなります。
ショウガ
体の余分な水分を出して痩せさせてくれる食べ物の一番にあげられるのがショウガです。ショウガには辛み成分のジンゲロール、ジンゲロン、ショウガオイルなどが含まれています。
ショウガは、血液の循環をスムーズにし、身体を温めてくれます。トウガラシは手足の末端から温めますが、ショウガは内臓から温めてくれるので、基礎代謝力が上がります。このショウガと強心、利尿作用を持つカフェインを含む紅茶を組み合わせ、黒砂糖かはちみつを加えて作ったのが「ショウガ紅茶」です。
ショウガには他にも、
- 血圧を下げる
- 痛みを軽くする
- うつ気分を取る
- 消化を良くする
- めまいを治す
- 食中毒菌を殺す
- 白血球の働きを良くして免疫力を上げる
- 高脂血症を改善する
- 心臓を強くする
などたくさんの効能が科学的に明らかにされています。
おから
おからは、成分の半分が食物繊維です。食物繊維はお腹の中でふくらむので腹持ちが良くなり、スッキリ効果があることで知られていますよね。
また、食物繊維は肌トラブルを引き起こす有害物質の排出を促してくれるので、おからをたくさん食べることで、美肌効果も期待できるのです。
また、おからにはイソフラボンも含まれています。イソフラボンは、更年期障害の症状を和らげたり、骨粗しょう症、乳がんの予防や改善にも役立つので、女性にとっていいことづくめの食材なんです。
卵
かつて卵は、コレステロールを高くすると思われていましたが、今はレシチンの働きによって、コレステロールを除去する働きが注目されています。
このレシチンは、細胞膜の主成分となる物質ですが、特に脳や肝臓の細胞膜に大量に含まれていて、細胞を若々しく保ったり、脳や神経系の働きを活発にしたりします。またレシチンは動脈硬化や狭心症、脳卒中の予防効果があります。
卵は体に良い栄養素が豊富なので、1日1個食べるようにしましょう。