朝は健康のために野菜ジュースをコップ1杯飲んでいる方は、気付かないうちに砂糖の取り過ぎになっているのをご存知ですか?
一般的な野菜ジュース(市販の缶やペットボトル系飲料)や清涼飲料水、スポーツドリンクに含まれている糖質の量は、次の通りです。
・清涼飲料水(500ml)…スティックシュガー18本分
・スポーツドリンク(500ml)…スティックシュガー11.2本分
・野菜ジュース(280ml)…スティックシュガー8.5本分
280ml程度のミニボトルの中には、スティックシュガー8.5本分の砂糖が入っていて、砂糖に換算すると26g程度です。毎日砂糖を摂っていることになり、明らかに糖質の過剰摂取です。
他にも甘い清涼飲料水には、物凄い量の砂糖が含まれていて、体にいいと思われがちなスポーツドリンクにしても、500ml中にスティックシュガー約11本分の砂糖が含まれています。
おいしくてたくさん飲めてしまうので、気をつけないといけませんね。スポーツドリンクと野菜ジュースは、日頃よく飲んでいる人も多いと思いますが、これを読んだら、控えめにした方がいい理由がわかります。
スポーツドリンクでイライラに
スポーツドリンクに含まれるブドウ糖果糖液糖は吸収が早いので、すぐにエネルギーに変わるメリットはあるものの、一気に高血糖状態になります。血糖を下げるインスリンが大量に出て、今度は低血糖状態になるなど、血糖値が乱高下してしまうのです。
すると甘い物が欲しくなったり、イライラしてくる可能性もあります。自覚がないのにいつのまにか取ってしまう、スポーツドリンクの糖分に注意です。
市販の野菜ジュースは野菜ではない
市販の野菜ジュースには、ビタミンやポリフェノールが含まれていますが、製造の工程で加熱殺菌されるので、原材料の野菜に含まれる酵素やビタミンC、食物繊維をかなり失ってしまいます。
だから、野菜ジュースを飲むから野菜を取らなくてといい、というわけではないのです。
酵素には、私たちの体内で作られる「消化酵素」と「代謝酵素」、食べ物に含まれる「植物酵素」の3つがあり、お互いを補い合っています。生野菜には植物酵素が多く含まれるため、消化酵素がそれほど必要なくなります。
その分体内で、代謝酵素が多く作られるようになるので、代謝が上がって太りにくくなり、活性酸素を消去する酵素が作られるのです。
野菜ジュースを飲むのであれば、フレッシュな野菜を使って手作りしてみたり、それが面倒な人は、粉末タイプのスムージーが現在人気なので、毎朝の習慣にしてみるのもいいと思います。