夏休みにはリゾートに行くからという事で、ダイエットに励んでいる人も多いのではないでしょうか? でもダイエットはやり方によって代謝が悪くなるなど、長い目で見ると害になってしまうこともあります。
そこで、減量やダイエットに励んでいるのに結果がぱっとしない人の、よくあるダイエットの勘違いについてまとめました。
糖質制限のし過ぎ
体重を効率よく減らそうとせっせとジムに通っている人ほど、この間違いによるダメージが大きいので注意が必要です。糖質制限ダイエットは効果的なのですが、長時間維持するのは難しい場合が多いです。体が燃料を欲しがり間違ったところから燃料を摂ってしまうこともあります。
体は三大栄養素の炭水化物、脂肪、たんぱく質を次の順番で使います。まず一定の炭水化物をグルコースといってブドウ糖として燃やします。次に燃料するのが脂肪です。それも不足するとたんぱく質がエネルギー源として使われます。
きちんと食べて十分な炭水化物や脂肪を摂らないと、体は自分の筋肉を燃焼させてしまうのです。その結果筋肉が減ることで余計に脂肪を燃やすことが難しくなってしまうというわけです。
水分補給を忘れる
水は脂肪燃焼の友です。たっぷり水を飲みましょう。少なくとも1日に2リットルは必要です。水分が充分なら過食したりしません。脱水状態になると喉の渇きを食欲と勘違いしてしまうことで、いらない間食をしてしまうんです。
脱水状態だと体は水を溜め込もうとします。ジャンクフードをたくさん食べた後はお腹が膨れます。しかしお腹に脂肪がつくわけではありません。ジャンクフードが塩辛いため
体が水を蓄えようとしているのです。
あなたがダイエットを目指していたら「人は喉が渇いたことを空腹と思い込む」と覚えておくと良いです。
基礎代謝を考えずにカロリーカット
体重を減らす一番シンプルな法則は、燃やすカロリーより摂取カロリーを少なくすることです。いつも2000気をカロリー摂っている人なら1500キロカロリーくらいに落とすと安全に痩せられて栄養的にも問題ないといわれています。
でもこの数字は個人によって調整する必要があります。必要なカロリーは人によってかなり差があるからです。一般的なアドバイスを元にカロリーをカットすると、人によっては食べる量が少なすぎたり結果も出ないことになりかねません。
一般的に女性に勧められている2000キロカロリーは個人の基礎代謝率です。これは体が生命維持のために食品を処理するスピードの事をいいますが、人それぞれの体重や活動レベルを考慮していない数字です。人によって代謝率も体の組成も違います。
ファスティングや断食で代謝を乱してしまう
1週間のうち2日だけ摂取カロリーをぐっと抑えるという「5:2ファスティング・ダイエット」。プチ断食で体重を減らすという事で代謝を悪くするリスクもあります。簡単に言うと体が飢餓モードに入ってしまうからです。
ファスティングした後に食べたものを、体は脂肪として蓄えようとしがちです。この先また10数時間何も食べない場合に備えて燃料をセーブしようとするわけです。これでは体重を減らすどころか代謝に有害な影響を与えてしまうことに。
最近の研究では急速に体重を落とした人たちは、代謝やレプチンといって食欲抑制ホルモンのレベルも落ちているという報告があるそうです。
バランスを考えず極端な食事に走ってしまう
流行りにとらわれると基本的な理論を無視したダイエットになってしまう危険性があります。その結果摂るべきと時に糖質をカットしてしまったり、プロティンばかり飲んだりと極端なことになってしまいます。
そうならないためにも食事全体のバランスを見ることです。一度の食事を一枚のお皿にのせたと考えてみましょう。
ざっくり半分が緑黄色野菜、つまり食物繊維です。そして4分の1が炭水化物です。サツマイモや玄米などです。そして残りの4分の1が脂肪の少ないたんぱく質にすればいいのです。
運動後いつもより疲れたと感じるときは炭水化物を増やしてもOKです。
低脂肪食に走る
低脂肪と謳われる食品が美味しい理由は簡単です。それは「砂糖」にあります。ダイエット食品には脂肪を減らしたことで失われる風味を補うため、塩と砂糖が多めに使われているようです。
まず減量を目指しているなら甘いものをやめることが大切です。引き締まったお腹はキッチンからスタートします。糖分はウエスト周りに溜まるのが大好きです。砂糖と甘いものをきっぱりやめれば、ポッコリお腹もへこんでいきます。
私が甘党だったぽっちゃり体形の頃、毎日の習慣として菓子パンや食パンを朝か昼に食べていました。それが太るものだと気づいてからは一切食べなくなりました。10キロ近く減量できてから現在も体重をキープしています。
夜に一番空腹な状態になっている
午前中ジムに行ってそのあと少ししか食べないといった生活をしていませんか。それでは夜9時にビスケットに飛びつくのも無理はありません。せっかくの努力を無駄にしないためにも、お昼までにしっかり食べましょう。その後食べるものを軽くあっさりとした野菜中心のものにするべきです。
効率よく痩せるには夕食の時間を早めにすると良いです。軽いディナーを夜7時半にとったら、夜のおやつは食べないようにします。こうすることで体は夜の間に一休みできます。
消化に追われないので、しっかり休んで体を修復するという本来の働きに集中できるのです。こうして一晩絶食することで朝はすっきり目が覚め、健康な空腹を感じられるはずです。
無茶な目標を立てる
あれもこれもとすべきことを多くして自分にとって現実的でないボディを目指してしまうと、必ず失望することになります。
まとめ:頑張っている自分に感謝しよう。それが結果が出せるダイエットです
自分の体と仲直りしていつも自分のために頑張ってくれていることに感謝しましょう。目標までどれほど遠くても大丈夫なんだと考えるようにします。あなた自身のボデイを受け入れて下さい。
他人はそれぞれ自分の外見の事で頭がいっぱいです。つまりあなたの体形の事を気にしていないのです。ダイエットに焦りは禁物です。ありのままの自分を愛することが健全で結果が出せるダイエットのスタートラインです!