ダイエット中は、スイーツやお菓子の誘惑にかられる人が多いのではないでしょうか?
食事の代わりに甘いものを食べてカロリーを調整してはどうかと考えている人も多いと思われます。ところがこのようなスイーツの摂り方は、太るだけでなく体にも様々な悪影響を及ぼす可能性があります。
食事代わりにスイーツやお菓子を食べるデメリットは3つあります。
太る元である
まずは、太る元であることです。カロリー的には大差がありませんが、ケーキやプリン、クッキーなどの洋菓子は糖質と脂質が主成分で、ビタミン、ミネラル、食物繊維などダイエットに欠かせない栄養素の摂取は、ほぼ期待できません。
また、血糖値が下がっている空腹時に、スイーツでたっぷりの糖質を摂ると血糖値が一気に上昇し、血糖値をコントロールするホルモンである「インスリン」が過剰分泌されます。そして、エネルギーとして使われなかった糖は、脂肪として蓄えられてしまうのです。
特に注意したいのは朝です。血糖値が下がっているだけでなく、体に吸収されやすい状態であるため、朝食代わりにスイーツを食べるのは、太りやすくなる原因になります。
さらに血糖値の急上昇や急降下を繰り返すと、糖尿病のリスクが高まるので健康面でも注意が必要です。
体調不良の元である
2つ目は体調不良の元であるということです。スイーツでエネルギーは得られますが、多くの糖質や脂質を体内で処理するためには、大量のビタミン・ミネラルが消費されます。
糖質をエネルギーに変えるビタミンB1が不足すると、疲労感や倦怠感が起きたり、脳へのエネルギー供給が滞ることで、イライラしたり集中力が低下したりします。
脂質の代謝にはビタミンB2が使われます。不足すると脂質の代謝がうまくいかず、エネルギーとして利用されにくくなり、体脂肪にもなります。また肌や髪のトラブルなどが起こり、口の端が切れる口角炎になる場合もあります。
ビタミンB1・B2は水溶性で体に貯蔵できないため、毎日摂取する必要があります。ビタミンB1は豚肉やウナギ、玄米などに、ビタミンB2は豚、牛、鶏レバー、ウナギ、納豆、卵、魚に多く含まれています。
糖化で老化が進む
3つ目は、糖化により老化が進むことがあげられます。糖質を摂りすぎると、体内では体内の糖とタンパク質が結びつき、変性する糖化という現象が起こります。
糖化が起こるとAGEs(エイジス・週末糖化産物)という褐色の老化物質が発生し、肌や血液、臓器など全身の老化を加速させてしまいます。
スイーツを食べたいときのベストタイミング
それでもお菓子やスイーツはやめられない、という方もいるでしょう。食べてもOKのベストタイミングは、玄米や野菜、きのこ、海藻など食物繊維たっぷりの食事をした後です。
食物繊維の摂取後は、血糖値の急上昇・急降下の問題が少なく既に満腹感を得た後なので、食べ過ぎる心配もありません。
またお菓子やスイーツは脂質の高い洋菓子よりも和菓子、白砂糖より黒砂糖やはちみつを使用したものを選ぶようにして下さいね!