何事も度が過ぎると、元も子もなくなることがあるのですが、ダイエットもやはり同じで、力まかせの過酷な痩せ方は短期間で成果は出ても、結局は、リバウンドしてしまうことになります。
それどころか、以前よりも体を太りやすくしてしまうことになりかねません。運動をしない食事制限だけの減食ダイエットは、体重がある程度減ると、「もういいや」とダイエット前と同じ食事に戻ってしまいます。これは、ダイエットが特につらいと感じている人に多いです。
ところが、運動をしないダイエットは基礎代謝力が落ちます。栄養を全て体脂肪にため込もうとするので、リバウンドしてしまうのです。
減食ダイエットは思ったほど体脂肪が減りません。
体はもともと極端なダイエットに向いていないようにできています。それは、飢えに適応する仕組みがあるからです。食べなければ体重は一時的に減りますが、結局は基礎代謝力が落ちて、体脂肪は思ったほど減らないのです。
減食ダイエットは、ほとんど効果がないうえに、基礎代謝力を低下させるので、体の中が老化してしまいます。そして、もっと太りやすい体に換えてしまうのです。
運動しないで食事制限で痩せる方法は、逆に老けることや太ることにつながるので、過酷な痩せ方はおすすめしません。
我慢しないで痩せる方法
食事と食事の間を長く開けると人間の体は本能的に飢餓状態に入る準備を始めます。脂肪を溜め込もうとする働きが強くなるのです。だから朝食や昼食を抜くなど不規則な生活パターンをしていると太りやすくなります。
この働きを逆手に取った1日3食の食事を5~6回に分けて食べる方法があります。1日の摂取カロリーはそのままで食べる回数を増やすのです。この方法、3時のおやつや夕食後の間食を毎日欠かさず食べていた人がダイエットを始めるには特におすすめです。
おやつを食べていた人がいきなりハードなカロリー制限を始めると「3食はきちんと食べてそれ以外の時間は間食しない」というルールを守れずあえなく挫折してしまいます。それなら少量でも数時間おきに食べ物を口に入れる方が挫折する可能性は低くなるというわけです。
なお回数を増やすといっても、夜遅い時間帯や寝る直前に食べると効果は半減します。せめて寝る前3時間は何も食べないように心がけて下さい。
ご飯茶碗を替える
ダイエットを始めたら今まで使っていた茶碗はいったんしまい、新しいものと取り換えましょう。そもそもダイエット中の食事は、ただでさえ寂しいのにいつもの茶碗にご飯が半分しか盛られていなかったら、見るからに少なくてがっかりしてしまいます。
それではダイエットを続ける気力もなくなってしまうでしょう。その際赤ちゃん用の茶碗を使っても良いですが、子供用の茶碗はたいてい軽くできているので、出来れば小ぶりで、なおかつ厚手の重みのあるものがあると良いです。
ご飯をよそった時に手にずっしりとした重みを感じれば、たくさん食べたような気になるものです。