女性はパンが好きで、よく食べる人が多いと思いますが、実は、白いパンは太りやすいものだということをご存知ですか? 白い食パンには、甘みを出したりしっとりさせたりするために、たくさんの砂糖が入っているので、甘みを抑えたカステラのようなものです。
パンは栄養バランスの悪い食事です。
パン食を習慣にする人は、お菓子が好きな人も多いのではないでしょうか? 朝だけでなく、昼もパンを食べていると、体はどんどん砂糖が欲しくなります。パンはあまり腹もちがよくないので、すぐにお腹がすいてきます。
白いパンは精製した小麦粉から作られていますが、精製するとビタミンやミネラルを多く含む胚芽などの部分が失われています。
パンを食べたあとも、体は足りないビタミンやミネラルを補おうとします。甘い物を欲しがる体は、また甘い物でお腹を満たすので、こうして太るサイクルにハマってしまいます。
パンは飲み物さえあれば食べられる主食ですが、栄養バランスの悪い食事です。パンが好きな人は、なるべく精製されていない全粒粉、ライ麦、雑穀を使ったシンプルな食パンを、具がたっぷりのサンドやバランスの良いおかずと一緒に、週に1~2回程度食べるようにしましょう。
噛みごたえがあるので、早食いの防止にもなります。どうしても白い食パンが食べたい時は、月に1回ぐらいにしましょう。
パンにはオリーブオイルをつけましょう。
白い食パンはトーストにして、バターやマーガリンをつけて食べる人がほとんどだと思います。食パンは水分が3~4割しかなく、のどが通りにくい食べ物なので、バターなどで滑らかにしないと食べられません。
トーストしたパンに塗るのは、マーガリンよりもオリーブオイルがおすすめです。オリーブオイルでも香りの高いエクストラバージンオイルには、活性酸素を強力に掃除するビタミンEが豊富です。
マーガリンは植物油から作られていて、かつては体にいいといわれていましたが、最近はその成分が問題視されています。加工の過程で、自然界に存在しない脂肪のトランス脂肪酸が副産物として混じっているからです。
大好きなパンをやめられない人のちょっとした知恵
6枚きりの食パン一枚は約160Kcal。これにバターを大さじ2分の一塗ると210kcalになります。ご飯1杯と食パン1枚のカロリーはさほど変わりませんがパン食の場合はバターやジャムを塗った分だけ高カロリーになってしまいます。
バターをつけずにそのまま食べればカロリーは低くなりますが、それではあまりにも味気ないし美味しさも半減してしまいます。おかずは我慢したくない、バターも我慢したくないという人は、トーストする前にパンの耳をカットしておきましょう。
およそ約35Kcalのカロリー減になります。毎日パンを食べるパン党の人には特におすすめです。
8枚切りに変えてカロリーオフ
食パンは耳の部分が香ばしくておいしいのにそれを切り落とすなんて、という耳好きな人。そういう人は食パンを6枚切りから8枚きりに切り替えて見ましょう。8枚きりの食パンは1枚が約120Kcal。6枚切りの約4分の3のkcalです。
一切れ当たり40kcal減らせるのに見た目や満腹感はあまり変わりません。そこで気になるのがパンに塗るもののカロリーです。カロリーの低い順からジャム、バター、マーガリン、ピーナツバター、黒ゴマペーストとなります。
中でも黒ゴマペーストは大さじ1杯で120kcalとかなりの高カロリー。ヘルシーなイメージにつられて気軽に塗ると大幅なカロリーオーバーになるので注意しましょう。