現代は昔よりも生活のスタイルが多様化しているので、朝・昼・夜ときちんと食事を3回摂っている人は、果たして、どれぐらいいるのでしょうか?
食事の回数や量を極端に減らしたり、偏った食事内容にした生活を続けていると、健康へ影響がありそうな気がしますが…
朝ご飯を食べない人は増えています!
朝食を食べない人は、ほぼ全ての年齢層で増加傾向にあり、特に男性の30歳代、女性の20歳代、30歳代で増えているそうです。
朝食を食べないグループは、食べるグループに比べると、夕食の時間が遅い傾向にあり、野菜の摂取量が少ないことが報告されています。このことから、朝食を食べないことが1日の生活リズムや、食事内容にも悪い影響を与えていることがわかります。
朝食は1日の活動のウォームアップ効果が期待されていますが、体に良いことがこんなにたくさんあるのです!
- 脳や体のエネルギー源になる。
- 生体リズムを作る。
- 太りにくい体を作る。
- 集中力や注意力がアップ。
- 生活習慣病を予防する。
- お通じをスムーズにする。
1日2食の食生活を続けていると体はどうなるの?
肥満予防のためには、「寝る前には食べてはいけない」とか、「食事は決まった時間にとる」とよく聞きます。実際に食事の回数やタイミングは、太りやすさに影響することがわかっています。
1日に摂取する食事量が同じであっても、食事の回数によって太りやすさに差があります。
食事間隔があき過ぎると体脂肪の合成が促されやすくなり、2回食は3回食に比べて食後の血糖値が高まるので、太りやすい体になるのです。
朝は食欲がないからといって、いつも朝食を抜いている人が多いかもしれませんが、午前中の活動を快適に行うためのエネルギーとして、大変重要なものです。
私も以前は朝食をあまり食べない派でした。1日の食事量が多くないのに痩せない時期が長かったので、多分これが原因で太りやすい体になっていたのだろうと思います。最近は牛乳とグラノーラ、フルーツゼリーなどを軽く食べるように心がけています。
すると、昼食~夕食の間にお腹が空かなくなったような気がします。今まで朝食を食べる習慣がなかったあなたは、バナナ1本、牛乳1杯からでも始めてみませんか?
糖質は朝食でとる
本来であれば朝食は時間をかけてたっぷり食べるのが理想ですが、現代の日本人は忙しい人が多いので難しいかもしれません。しかし朝食を抜くと昼食まで空腹なので、そのあとどんと食べると血糖値も急上昇させることになります。
そのため何かしら食べておく必要はあります。ご飯やパン、麺類などの糖質が食べたければ朝食に持ってくるのがベストです。これから1日働くわけですから、ブドウ糖も使われてしまうでしょう。
「1日1回はどうしても白いご飯が食べたい」「無類のパン好きでいろいろなパンを食べるのが楽しみ」こんな人は朝食でとるようにしましょう。
ただその時もいきなりご飯やパンを口に入れるのではなく、サラダや具だくさんのみそ汁、ヨーグルトなどの後に食べるようにするのがポイントです。血糖値の急上昇が抑えられます。