暑い時期になると、毎年熱中症に関するニュースをよく耳にしませんか? のどが渇いてから対処するのでは遅すぎます。熱中症の予防のためには、普段からこまめに水分を補給する事が大切です。
美味しく水分が補給できる飲み物を手作りしてみましょう。自分好みの味にできて、コストも少なくて済みますよ。
熱中症の予防に必要な水分量
熱中症の予防に必要な水分量は、どのくらいだと思いますか? 全国健康保険協会のサイトでは、熱中症の予防に役立つ水分補給について分かりやすく紹介しています。
朝起きたあとに1杯、食事や昼間の活動中に1杯ずつ、お風呂の前後に1杯ずつ、就寝前に1杯というように、1日に6~8回、コップ1杯のお茶や水を飲みましょう。
暑さが続く時期の1日の適量は1.5~2㍑です。スポーツドリンクをよく飲む人もいると思いますが、人の体液と同じ浸透圧で、糖の吸収が早いのが特徴です。
ただ、急に血糖値が上がるので、運動以外で飲む場合は、1.5~2倍に薄めて飲むのがおすすめです。血糖値を上げない飲み物は、1㍑の水に1~2gの食塩を入れて作ります。これは、汗で失った水分や塩分を補う適量です。
熱中症対策におすすめのドリンクレシピをご紹介。
レモンとはちみつ入りのドリンク
水に塩を入れるだけで、熱中症予防のドリンクになりますが、レモンの搾り汁やはちみつを入れると、疲労回復に効くクエン酸や糖分を摂取できるので、より美味しくなります。
1㍑に対して塩3g、レモンの搾り汁大さじ3、はちみつ大さじ3~4を加えます。甘さは好みで調整できます。注意したいのは、はちみ入りの飲み物は、1歳未満の乳児には飲ませないようにすることです。
好きな柑橘類入りのミネラルドリンク
ぬる目のお湯1㍑に対して塩3g、砂糖40gを溶かして、好みの柑橘類を搾ったミネラルドリンクはいかがですか? 岩塩などの自然塩、きび糖などの砂糖に置き換えると、汗をかくことで失われやすいミネラルを補給できるようです。
作ってみて美味しかったのがこれです。オレンジを搾って、塩レモンを少しいれました。おすすめです~。
キャンディーを使ったドリンク
ドリンク + キャンディーとは、珍しいものを使いますね。水2リットルと食塩3g、そして好みのキャンディーを数個加えます。1時間ほどすると、自然にキャンディーが溶けるそうですよ。
熱中症の初期症状である脱水が疑われたら、水、塩、砂糖を混ぜた飲み物で対策をしましょう。1回に500ccぐらい(コップ2杯ほど)を1時間かけてゆっくりと飲む「経口補水液」がおすすめだそうです。
用意するものは、水…1㍑、塩…3g、砂糖…40gです。