ダイエット、健康、美容にも効果がある「酢」は、酸っぱくって鼻にツーンとくる料理用の酢だけでなく、味も臭いもマイルドな、飲むための「酢」も数多くあります。
特にこれからの暑い季節、夏バテからくる「だるさ」を防いで体重管理もしてくれる、「酢」のとっておきの効能と飲み方をご紹介します。
健康と美容をサポートする酢の主な働き
酢の主成分であり、酸っぱさの元であるクエン酸は、新陳代謝を活発化させ、体内に滞っている不要な老廃物を排出させる働きがあります。同時に、脂肪が蓄積されていくのも防いでくれるので、太りにくい体質を作りだします。
アミノ酸は、体内の脂肪を燃やす働きをする優秀なダイエット成分で、有酸素運動と組み合わせると効果は倍増します。 アミノ酸は黒酢、香酢、もろみ酢などの色の濃い酢に多く含まれていて、腸内の有害細菌を減らし、お腹の調子を整えてくれる効果もあります。
胃もたれしている時、夏バテで食欲が落ちている時、便秘気味の時にもおすすめです。
ローズヒップやレモンなど、身体の中から健康と美容をサポートするビタミンCを同時に摂取できるものや、ブルーベリー、ザクロなどの美容効果の高いものなど、酢にプラスアルファされた飲み物も数多く販売されています。
ただし、含有成分とその量をよくチェックしてから選ぶようにしましょう。
調理用の酢を美味しく飲むコツ
黒酢や米酢など、ドリンク用に販売されている酢に比べて安い調理用の酢も、工夫次第で美味しく飲むことができるのをご存知ですか?
野菜ジュースやフルーツジュースに混ぜたり、ハチミツ水で割ったりすると、酸味が気にならなくなります。また、牛乳、豆乳、ヨーグルトと混ぜたり、グリーンスムージーに混ぜても美味しくなります。
酢は1日15~30CCを目安に、空腹時を避けて飲むようにします。また、身体が温まっている入浴後、または温かい飲み物で割った酢を飲むと、新陳代謝をさらに活発にすることができます。
酢に健康や美容の効果があるのがわかっていても、食事で毎日十分な酢を摂取することは難しいものですが、ドリンクとしてなら毎日続けられそうですね。酢を利用して、自分だけの美味しい味を見つけてみませんか?
すっぱいものは元気をくれる
激しい運動をしたり、あちこち歩きまわっていると思わず「疲れた」「だるーい」という言葉が出ますよね? この疲れたは体内に乳酸が溜まってますよ、という警告です。つまり疲労物質が溜まっているのです。こうした心身の疲れや痛みに効くのがお酢なんです。
お酢は乳酸を分解する働きがあります。疲れている時に飲んだり酢の物などにして摂ると薬のように効きます。疲れが取れるだけでなく、肩や腰の痛みが楽になったり、イライラが落ち着くこともあるのです。もちろんダイエット中のイライラにも効きます。
上記の通り、酢は血液をきれいにするアミノ酸などが豊富です。毎日のように使うものだから、できれば天然醸造の品質のものを常備し、天然のアミノ酸やクエン酸をたっぷりとりたいですね。酢は間違いなく体が喜ぶ一品です。