平昌五輪の女子フィギュアスケートで、ロシアから個人資格(OAR)で出場した金メダリストのアリーナ・ザギトワ。そして銀メダルのエクゲニア・メドベージェワ。
10代とは思えない色気とスタイルに釘付けになった人も多いでしょう。二人ともスケートのジャンプや演技が素晴らかったのは言うまでもありませんが、妖精のような美しさが一際輝いていました。
ロシア人は中年になると、老け込んで太ってしまう人が多いと聞きます。10代は妖精、20代半ばまでは美女、その後激太りする人が多いようです。
ロシア人はどうして激太りする人が多いのか?
ロシア人は本当に美しい人が多く、タレントやモデルではない一般の人でもきれいな人が多いんです。たとえばテニス選手のマリア・シャラポワさん。日に焼けていても長くてきれいな脚で、瞳の色も美しいですよね。
若い頃は息を呑むほどの美人だったのに、ロシア人はどうして太ってしまうのか? それは厳しい気候と体質が大きく影響しているようです。
太りやすい遺伝子である
世界の肥満データの本によると、白人は一番太る体質の遺伝子を持っています。特に寒い地域の人は太る体質の遺伝子を持っているようです。
厳しい寒さから身を守るため
たとえば冬は-35度になる極寒のロシア。痩せている人と太って脂肪を蓄えやすい人。どちらが環境に適応して生き残れるか。痩せた人では極寒に耐えられないですよね。太っている人のほうが寒さに強いです。
また想像を絶する寒さのため外出が最小限になり、その結果運動不足になります。極寒で運動量は少ないのに生命を維持するためのカロリー摂取が激しいです。
探検家として活躍していた女優の和泉雅子さんは、「寒さを乗り越えるために20キロ体重を増やした」と話していました。
ロシア帝国の女帝エカテリーナ、エカテリーナ2世は加齢とともに、ふくよかな体型になりました。
糖分に幸せを感じている
ロシアがあまりにも寒いので、糖分に幸せを感じるそうです。ジャムが大好きでロシアンティーに入れます。ジャムの入ったロシアアメは国民に人気のお菓子です。
また極東ロシアでは細い指だと凍傷になりやすいため、身体を守るために動物性の脂肪を大量に取るようです。
バターや脂肪分が多いお菓子を好んで食べるのも、寒さに耐えられるように身体自体が脂肪を蓄えやすい状態になっているからです。
寒い中ではカロリー消費が激しく、酒もウォッカのようなものができたのも、寒さの中で体を温めるのに役立つからです。高カロリーでアルコール度数の高いお酒を飲むのは寒さをしのぐためなんです。
ロシア人一人あたりのマヨネーズ年間消費量は5.1kgで世界一です。日本人は1.5kgなので3倍以上も摂取していることになります。
砂糖消費量は一人あたり年間37.5キロで日本人は16.6kg。太っている女性が多い米国の33.7kgよりも多いです。自家製のアルコール飲料やジャムに使用するようです。
ただ最近は、モスクワを中心にスポーツジムが充実してきているようで、健康志向の輸入食も人気が高まってきています。ヨーロッパ圏のようなモデル体型を目指して、維持する女性が増えているようです。
まとめ:
ロシア人が太るのは厳しい自然環境に対応するためのものなんですね。若い時はスリムでモデルのような体型でも、太ってしまうのは避けられません。
私達日本人が見習いたいのは、いくつになってもきれいでいることを心がけていることです。女性であることをいくつになってもアピールする姿勢ですね。