適切な睡眠をとることで、自然と痩せるという話を耳にしたので、ご紹介します。リバウンドの繰り返しで代謝が悪くなったり、冷え症に陥っていた人が、毎日規則正しく眠ることで、気づけば、半年で7キロ近く減量に成功したそうです。
睡眠とダイエットについて勉強と実践を重ねた睡眠のプロの安眠テク
一般に寝苦しいと感じる大きな原因は、背中が蒸れるからなのです。安眠しやすい温度は、体と寝具の間の温度が33℃です。夏の間、その温度にするには、眠る2時間前からクーラーの温度を25,26度に設定しておきます。
就寝時は、27,28℃くらいにして2,3時間のタイマーをかけます。さらに水分を放出する特殊な繊維を用いた接触冷感素材の物や、麻などを使ったマットレスやシーツがいいようです。
また、Tシャツや短パンなど部屋着のままで寝る人は注意しましょう。寝返りで、寝具との間に摩擦が生じて、骨盤がゆがむ恐れもあります。それを防ぐには、シルクか綿の素材の長袖と長ズボンのパジャマが一番おすすめです!
脂肪燃焼にも役立つ成長ホルモン
「成長ホルモン」という言葉を知っていますか? 成長ホルモンはアミノ酸で構成される物質で、主に2つの働きがあります。一つは体の成長の促進、そしてもう一つが疲労回復、脂肪燃焼、病気への抵抗力、肌や筋肉などの修復や再生です。
つまり肌をよみがえらせる力も成長ホルモンが持っているのです。この成長ホルモンには、最も活発に肌の細胞が生まれ変わる時間帯があります。肌のゴールデンタイムとかシンデレラタイムとか言われる時間帯ですが、これは夜22時から深夜2時までの時間帯です。
この時間帯は成長ホルモンが最も分泌されやすくなります。ですからこの時間帯に深い眠りにつき、若返りホルモンの恩恵を受けることできれいに近づける近道です。
睡眠時間は7時間が老けない体づくりの基本といわれています。肌荒れでガサガサ、太り気味という方は良質な睡眠をとるように心がけてみて下さい。
良質な睡眠をとるための条件
- 38~40程度のぬるめのお湯に20分程度浸かる。時間がない場合は5分だけでもOK。そして体が冷えるまでにお布団に入ります。
- 睡眠前はスマホ、パソコン、テレビなどの強い光はシャットダウンする。強い光は活動中に働く交感神経を優位にさせ、良質な睡眠の妨げとなります。
- 間接照明やアロマ、ヒーリングミュージックなどリラックスした状態を作りましょう。リラックス時に働く副交感神経を優位にさせることで良質な睡眠へと導いてくれます。
- 身体を締め付ける部屋着はやめ、緩めのものを着用しましょう。またリンパや血流の流れを妨げるような下着は外して寝ることが大切です。