冷えは万病のものと言われますが、冷えは健康の大敵であるばかりか、美容面でも様々なトラブルを招きますので、気をつけましょう。
冷えによって全身の血流が悪くなると代謝が低下するため、肌のターンオーバーも乱れてくすみやすくなったり、乾燥肌になりやすいです。また、むくみやすくなるので、痩せにくい体を作る原因にもなるのです。
体を冷やさないように服装を工夫したり、入浴や運動で体を温めるのはもちろんですが、体を温める食材を取り入れることも大切です。体を内側から温めてくれる食材と、それを使ったレシピをご紹介します!
生姜を手軽に取り入れましょう!
生姜は昔から体を温める作用が強いことで知られていて、冷え症に悩む女性の間でも人気です。生姜を使った料理を食べると体がポカポカしてきたという経験は、一度でもあるのでは?
生姜特有のピリっとした味わいは、ジンゲロール、ショウガオールなどの辛み成分によるものですが、この2つは、血管拡張作用や抗酸化作用の共通した働きがあります。
ジンゲロール
生の生姜に多く含まれ、強い殺菌作用を持っています。薬味として様々な料理に添えられますが、風味を増すだけではなく殺菌作用を利用する目的もあります。また、加熱や乾燥によってショウガオールに変化します。
ショウガオール
ショウガオールは、胃腸の血行を促進させ、体の深いところを温める作用が強いです。冷え性を改善するには、生姜を乾燥させたり、加熱して使うとより効果的です。
生姜を乾燥させて粉状にした生姜パウダーがおすすめです。生姜をすり下ろす手間がなく、常温で保管や持ち歩きが出来るので料理や飲み物にさっと加えられるのでとても便利です。
生姜パウダーを使った美容ドリンクをご紹介しますが、時間がない時でもすぐにできるお手軽レシピです。
★生姜ハチミツ湯
材料:お湯(150ml)、生姜パウダー 小さじ1/2、はちみつ 大さじ1
作り方:
はちみつと生姜パウダーをカップに入れて、お湯で注いで混ぜれば完成です。生姜ドリンクといえば生姜紅茶が有名ですが、カフェインが気になる場合は生姜ハチミツ湯がおすすめです。
レモンを加えてハニージンジャーレモネードに、お湯の代わりに牛乳にすると、ハニージンジャーミルクに。葛湯を加えてとろみをつけると体がいっそう温まるのでおすすめです。
★玉ねぎと生姜のスープ
材料(3人分):水 600ml、固形コンソメ 2個、生姜パウダー 小さじ1~、玉ねぎ 1/2個、卵 1個、ごま油、塩、こしょう各適量
作り方:
玉ねぎは薄切りにします。温めた鍋にごま油を引き、玉ねぎがしんなりするまで炒めます。
水600mlを入れて沸騰したらコンソメ、生姜パウダーを入れて溶かします。再び沸騰したら、時卵を少しづつ流し入れてかき混ぜ、塩、こしょうで味をととのえます。玉ねぎや卵も体を温める働きがあります。
生姜パウダーは便利です!
生姜パウダーはスープや味噌汁に加えたりするだけでなく、豚肉の生姜焼きや魚の煮付けなどにも使えて、また、クッキー生地やホットケーキミックスに混ぜたりと、お菓子の材料としても使えるので便利です。
ただし、辛みが凝縮されているので入れすぎには気をつけましょう。最強の温め食材である生姜を上手に活用して、冬の辛い冷えとさよならできるように、上手に取り入れていきたいですね。