健康や食事関連の本を見ると、バランスの良い食事や減塩、糖質オフダイエットなどの方法が書かれている事が多いですね。しかし、「自分の好きなものだけ食べれば病気は治る・防げる」の著者、石原結實さんは、”偏食=悪”ではないと言っています。
自分の体に本当に必要なものを摂取するための正しい方法で、好きなものだけを自由に食べ、嫌いなものは一切食べる必要はない。むしろ、体調が良くなって健康になるそうです。
体操界のエース内村選手は偏食で有名です!
日本の体操界のエース、内村航平選手はチョコレートが大好きで有名です。海外遠征中の内村選手の荷物には、チョコレートがドッサリ入っていたという話を聞いたことがあります。
内村選手は、チョコレートばかりを食べて、野菜は嫌いで食べなかったそうですが、健康で立派な体を作り、オリンピックの金メダル選手として活躍しています。 チョコレートばかりを食べると高血糖になってしまう人もいるのに、なぜ大丈夫なのか気になりますね…
それは、色白で細身の内村選手の体質が「陰性体質」で、体を冷やす野菜を避けて、陽性にするチョコレートを好んで食べていたからです。
また、ヤンキースのイチロー選手は、子供の頃から偏食で野菜は大嫌いだといいます。肉ばかりを食べ、大リーガーになっても朝食にカレーを食べ続けるなど、偏食をしています。なぜスポーツ選手は偏食の人が多いんでしょうね?
漢方では、陰性体質と陽性体質に分かれます
漢方では人の体質を冷え性の「陰性体質」と、温かい体温の「陽性体質」に分けています。これは生まれつきのもので、行動などによって変化します。陰性体質は冷え症で体力がなく低血圧です。それに比べて陽性体質は筋力があり、暑がりで食欲旺盛です。
さらに、それぞれに合う食品があるのです。陰性体質の人は、陽性食品である北方産の硬いもの、根野菜や塩辛いもの、肉類や赤身の魚が合います。
陽性体質の人は陰性食品である南方産のやわらかく水っぽいもの、酸っぱい物、葉菜類、ビールや牛乳などを摂るのが体質に合っているそうです。女性は基本的に陰性体質ですが、重要なのは何を欲しがっているかを体に聞くことです。
そのためには、お腹がすいている時こそ本能に近づくので、空腹であることが大切です。お昼になったから食べるというのではなく、食べたいと思った時に食べる事が一番大切なのです!
ダイエットの豆知識・身体も心も基本は食事です
栄養のバランスが取れていないとどうなるかというと、ストレスに弱くなりイライラしてドカ食いをしてしまいます。するとまた体重が増えてストレスが溜まるので、悪循環です。これを断ち切るにはまず食生活から変えないといけません。
必要な栄養素をきちんと摂ることがスタートなのです。体も心もすべての基本は食事です。食べ物が体を変え、心を変えるのです。美しく痩せるためには、そのことをしっかり心に留めておいてください。
栄養がしっかリ取れていると体調も良くなり、肌も生き生きと元気になるうえ、体重は落ちるという嬉しい結果になります。そして栄養が行き届くと心が穏やかになってきます。イライラしたりクヨクヨしたりすることも少なくなってきます。