タレントのダイエットというと、少し前はライザップが注目されていましたが、最近のトレンドは食べないで痩せる方法です。
「不食」の実践者として注目されているのが俳優の榎木孝明さんで、水しか摂取しない不食を30日間実施し、9キロの減量に成功したそうです。
芸能界のトレンドは「不食」
6月21日に放送されたドラマ、天皇の料理番(TBS系)で、20キロ痩せた姿を披露した俳優、鈴木良平さん(32)もその一人です。鈴木さんの減量方法も筋トレではなく食事制限です。
オートミールをお湯でお粥状にしたものを小さなスプーンで少しずつ食べた結果だそうです。医学博士でもある南雲吉則さんの「1日1食健康法」が話題になったこともあり、食事制限に興味がある人も増えています。
食生活と体質の改善をしたい人は医者が実践する1日1食ダイエット
食べないダイエット法が手っ取り早いのは間違いないですが、問題は空腹に耐えられるか、健康を害しないかの点です。
食べないダイエット法「不食」の危険性について
不食は食べずにいることで食費がかからず、心身ともに健康的になると聞きますが、化学的には明らかにされているわけではなく、海外では不食に挑戦して亡くなっている女性もいます。
現在の医療では、食べることは生きる為に必要不可欠だと考えられていて、食べ過ぎるのは問題ですが、不足してしまうこともリスクが高くて危険です。
これまで1日3食だった人が、いきなり1食にしたり不食に挑戦したら、低血糖で体がフラフラになる可能性があります。
ファーストフードやコンビニなどが増え、いつでもどこでも食べられる今、必要以上に食べ物を摂取している傾向にあるため、健康を損ねない正しい食事制限の方法についてご紹介します。
栄養が偏らない
食事制限をして量を減らしても、回数は減らさないで栄養バランスを整えた食事を取ることは大切です。たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルの5大栄養素をバランス良く摂取します。
ご飯を食べない、肉を食べないなどの特定の食品を制限したり、野菜ばかり、肉ばかりなど、特定の食品ばかりを摂るのは体によくありません。
バランスの良い食事は、人間の体が本来の働きをするために、必要な栄養素が取れる食事のことです。栄養不足になると本来の体の働きを乱すので、代謝が落ちたり不調を引き起こす原因にもつながります。
間食をなるべく控える
平均的な20代女性の1日のエネルギー量は約1800Kcalです。体格や運動力によって違いがありますが、間食は1日摂取するエネルギーの1割相当の180kcalであれば、とってもいいものとされています。
しかしクッキーやチョコレート、スナック菓子などは糖質や脂質が多くカロリーも高いので、正しい食事制限をするためにも、できるだけ間食を控えるようにし、バランスの良い食事を摂取しましょう。
アルコールやジュース類
アルコールを摂取すると脂肪酸が合成されるので肥満につながりやすいです。ジュースには多量の砂糖が含まれていて、200mlのパックに含まれる砂糖はスティックシュガーで約7本ほどに。
さらにジュースは吸収率も高いので血糖値が急上昇してしまい、脂肪が付きやすくなってしまいます。
よく噛んで食べる
食べ物を咀嚼(そしゃく)すると、食べていることが脳の視床下部に伝わり、神経伝達物質であるヒスタミンが分泌され、満腹中枢を刺激します。このヒスタミンは噛めば噛むほど分泌されるため、少量の食事でも満足できます。
反対に食事を噛まずに食べると満腹感が得られにくく、食べ過ぎにつながってしまいます。食事をする時には、1口につき30回以上噛むように意識することで1回あたりの食事の量を減らすことができます。
夏に向けてダイエットに取り組む人が多いですが、正しい食事制限をして、健康で美しい体作りを心がけましょう!