1985年の刊行以来NYタイムズで40週連続第1位を獲得し、その後32カ国に翻訳されて、全世界で1200万部突破の大ベストセラー、ナチュラルダイエット。必要なのは3つの食習慣だけといいますが、何を指すのか興味はありませんか?
それでは、必要な3つの食習慣についてご紹介いたしますね。
1. 生命力のある水を摂る
ナチュラルダイエットは、体の中の汚れを排出するために、生命力のある水を摂取することが大切とされています。ただし、水道水やミネラルウォーターではなく、体の中をキレイにできるのは、植物に含まれている水です。
生命力のある水とは、新鮮な生の果物と野菜に含まれている水のことなのです。カット野菜やカットフルーツではなく、新鮮な野菜と果物を普段の食生活に取り入れましょう、ということです。
2. 食べ物を適切に組み合わせる
ナチュラルダイエットでは、食べ物を「たんぱく質食品」と「でんぷん質食品」に分けて考えています。「たんぱく質食品」とは、肉や魚、卵などの動物性食品で、これらを分解するには、酸性の消火液が必要です。
「でんぷん質食品」とは、コメ、パン、パスタ、じゃがいもなどで、これらを分解するには、アルカリ性の消化液が必要です。
たんぱく質とでんぷんの食品を一度に食べると、酸性とアルカリ性の両方の消化液が分泌され、中和されてしまうことから、食べ物はうまく消化されなくなります。
それでは、胃腸に負担がかかってしまうので、たんぱく質とでんぷんは、別々に食べた方が効率の良い消化ができるので、栄養補給として望ましいそうです。これって、肉じゃがはダメということですよね?
3. 果物をタイミング良く摂る
果物はそれ自身で消化酵素を持っているため、人間にとって唯一、胃の中で消化する必要のない食べ物です。果物は胃の中に長時間留まることを嫌うので、果物を食べる時は、胃の中に何もない状態が望ましいそうです。だから、朝食に果物だけを食べるのも良い、ということですね。
また、体のリズムにあった食生活を実践することが大切とも書かれています。体のリズムにあった食生活とは、摂取・吸収・排泄の3つのサイクルをうまく回すことです。
それぞれ約8時間とすると、理想的なのはこちらです。
- 摂取のサイクル:12時~20時
- 吸収のサイクル:20時~4時
- 排泄のサイクル:4時~12時
午前中は、前日の昼から夜にかけて食べた物がエネルギーとなるため、朝食は果物程度でも良いという考え方です。