今年の2月は寒暖差が激しい日が例年より多いような気がしています。こんなときは風邪をひきやすいので、体調管理には気をつけたいものですね。今日は女性に多い悩みである「冷え対策」についてまとめてみました。
風邪や冷え症対策の基本は温めることです。最近手軽に温めることができるペットボトル温灸が注目されています。身体を温める方法はドライヤー灸など様々な種類がありますが、ペットボトル温灸は手軽に実践できて、冷え症や風邪予防に効果が高いと言われています!
ペットボトル温灸
ペットボトルのやり方はとても簡単です。コンビニで買えるホット専用のお茶などのペットボトルにお湯を入れて、ツボの近くに押し当てるだけです。これだけで、疲労回復や冷え症改善など様々な効果があるのです。
ペットボトルに入れるお湯の温度は70~80℃。正確に測る必要はなく、100mlの水道水を入れたペットボトルに沸騰したお湯200ml足せば、その位の温度になります。
注意点としては、ペットボトルの変形や破損を防ぐため、ペットボトルには必ず先に水を入れます。ペットボトルは広い面積で温められるので、ツボの場所も「何となくこのあたりかな?」という場所に当てればOKです。
元々お灸はツボの近くの皮膚を温めることが重要と言われています。ツボやお灸の専門知識が不要で火を使わないため、安全な点も嬉しいところです。
風邪、冷え症におすすめのツボ
ツボの場所は、頭を前に倒した時に首の付け根の後ろに浮き出る骨の下あたりです。ここを温めることで風邪の予防や症状の改善に効果があると言われています。
冷え症を改善するツボは、足の裏中心よりやや爪先寄りで人差し指と薬指の間にある湧泉(ゆうせん)や足首の内側、くるぶしから指4本分上にある三陰交が代表的です。
湧泉は生理痛に、三陰交は不妊治療にも効果があると言われています。
ツボの押し当て方
いずれのツボについてもピンポイントで押す必要はなく、ペットボトルの大きさを利用して広い範囲を温めます。ペットボトルを軽く押し当てて熱くなってきたら離すというのを数回繰り返しましょう。力まかせにぐいぐい強く押しあてたり、熱いのを我慢して無理に当て続けるのはNGです。
身体が冷えて辛い時は、お湯を入れたペットボトルで首・手首・足首といった首が付く部位を温めるのもおすすめです。これらの場所は血管が集中しているため、全身の温めに効果があります。
ペットボトルを下腹部にやさしく当てて、子宮や膀胱を温めるのも冷えの改善に良いですよ。
ホッカイロで最も温め効果が上がるのは?
次は寒さ対策によく使われるホッカイロの有効活用について。今までは腹巻を利用しながら、お腹や腰中心にホッカイロで温めていましたが、もっと効果的な場所があったんです!
医学博士によると、足裏には血管が多くて皮下脂肪が少なく、身体の中心に温まった血液が循環するため、最も早く全体が温まるそうです。
足裏ダイエットや足裏のツボ押しは人気ですが、ツボが集中している足の裏は、ホッカイロを貼る場所としても適しているのです。逆にお腹は皮下脂肪が多いので、血管までカイロの熱が行き届きにくいそうです。
使い捨てカイロを貼ると温め効果がある場所の順位
1位:足裏
2位:お腹
3位:首元
4位:腰
トウガラシの足湯
心臓から遠く血液の循環に滞りがちな足先は、冷えを感じやすい部位です。辛味成分のカプサイシンが皮膚を刺激し、血行促進してくれるトウガラシの足湯が効果的です。やり方は洗面器に42~43℃の湯をはり、トウガラシ1本を入れ、冷めたら湯を足しつつ、20分足をつけます。
ヨモギ茶
身体を温めるシオネールやツヨンを含むヨモギは、冷え症の悩む女性の味方です。6~7月にヨモギの葉をとり水洗いした後、3日ほど陰干しにして細かく刻み、更に2日ほど陰干しをするとヨモギ茶の完成です。5gを急須に入れて湯を注ぎ、3分ほど置いて飲みます。
私は足が特に冷えやすいので、これからは足裏にホッカイロを貼ろうと思います。他にも足湯にトウガラシを利用したり、ペットボトルで身体を温める方法はすぐにでも実践できますよね~。ぜひ、冷え対策に役立てて下さい!