テレビ朝日の番組「林修の今でしょ!講座」でお通じに効くということで、どくだみ茶について紹介されていました。どくだみ茶は10種類の健康効果があることから、十薬とも言われています。そのうちの一つに便秘解消効果があります。
今回は便秘で悩んでいる人におすすめのどくだみ茶についてです。どくだみ茶のお通じに効く飲み方や、妊婦さんや授乳中の方の注意点、副作用についても紹介します。
そもそも、どくだみ茶とは?
どくだみ茶はどくだみと呼ばれる植物を乾燥させた茶葉です。東アジア地域に分布するどくだみ科の多年生植物を焙煎したお茶です。
10種類の薬効があるといわれており、十薬という生薬名がつけられて昔から優れた薬草として使われてきました。毒を抑えることからどくだみといわれており、昔から漢方薬として用いられています。
様々な効果があるどくだみ茶は老廃物や毒素を体外へ排出するデトックス作用が大きいです。
アトピーや花粉症などアレルギーは体内の毒素が原因でアレルギー症状が出ていることが多いです。体の中の老廃物を排出し血液がきれいになることでニキビや吹き出物などの肌荒れが改善します。美肌効果にも期待できるというわけです。
どくだみ茶には高いデトックス作用があるクエルシトリンの他、カリウム、カルシウム、マグネシウム、ビタミンB2、ビタミンK、ナイアシン、パントテン酸、コリンなど成分が豊富です。
どくだみ茶の便秘改善に効果がある飲み方
どくだみ茶の知られている効果は便秘解消です。腸内に溜まった老廃物を排出させると腸内環境がよくなります。
クエルシトリン、マグネシウム、カリウムなどの成分が含まれることで便秘解消に有効だと言えます。クエルシトリンには腸の蠕動運動の働きを促す作用があります。ミネラルの一種でカリウムとマグネシウムには、便のカサを増やして柔らかくする作用があります。ビタミンには超粘膜を守る働きがあります。
ストレスを受けて超粘膜が傷つくと下痢などを起こしやすいので、温かいどくだみ茶で腸をいたわるといいでしょう。
抗菌作用でお腹の有害物質にも効果があります。腸に便や老廃物が溜まるとその毒素を排出しようとニキビや吹き出物などのトラブルが起こります。便秘は美容の大敵で腸内環境をよくすると美肌効果にも期待できます。
便秘解消なら寝る前か朝がおすすめです。朝飲むと腸が活性化し排便がスムーズになります。
妊婦さんの便秘にどくだみ茶は飲んでもOK?
どくだみ茶はカフェインを含まないので妊婦さんや授乳中の方、お子さんも安心して飲むことができます。ただし注意点があります。
お茶として売られているどくだみ茶は大丈夫だといわれていますが、十薬という生薬であるどくだみには子宮収縮作用があるといわれています。お茶とはいっても飲みすぎには注意してください。早産の可能性がある方など、少しでも不安のある方は主治医の先生に相談していただくことをおすすめします。
どくだみ茶にも注意点がある
体にいいからといってもたくさん飲めば良いというわけではありません。過剰摂取により下痢になることもありますので注意して下さい。お腹がゆるい人が大量に飲むと下痢しやすいです。また腎臓機能が低下しがちな高齢者や、腎機能疾患の患者の方は控えた方がいいでしょう。
どくだみ茶はカリウムが高濃度含まれるため、腎機能に障害がある場合はカリウムが体外へ排出されません。高カリウム血症を引き起こす可能性があります。不安の方は必ず主治医の先生と相談して下さい。
まとめ:副作用に気をつければどくだみ茶は十薬になる
どくだみ茶は昔から健康茶として身近な存在であり、健康や美容に良い成分が多く含まれています。副作用に気をつければどくだみ茶は十薬になります。生活に取り入れて美容・健康面で良好な状態を手に入れましょう。
便秘解消に役立つどくだみ茶を飲みながら、食生活の改善や運動習慣を見直してみることもおすすめです。